テレグラムのグラムが10月に立ち上げ予定

101325115_s.jpg

 新たなメッセージング・プラットフォームが、自社仮想通貨の立ち上げを準備している。

 テレグラムは10月末頃を期限とし、今後2カ月間でネイティブデジタル通貨の「グラム」を立ち上げる準備を完全に整えている。ニューヨーク・タイムズはテレグラムと話し合った3名の投資家の発言を引用し、テレグラムはグラムの立ち上げに加えて同通貨専用のデジタルウォレット作成を計画していると報じた。

 さらにこの報道によると、世界のテレグラム利用者の3分の2、約2億人がこの「グラム用デジタルウォレット」を利用できるようになるという。フェイスブックと競合しているテレグラムは、グラムを自社アプリを通じて自由に移動できるデジタル通貨と位置づける予定だ。

 恐らくはフェイスブックが規制当局による精査を受けたために、テレグラムはグラムについて穏健なアプローチを取ってきた。世界中の議員は、マネーロンダリング、テロ資金調達、金融政策の操作、プライバシーの問題を引き合いに出し、フェイスブックのリブラに対し断固とした反対姿勢を示している。

 ソース上は、グラムはリブラに酷似している可能性がある。しかし構造上はビットコイン(BTC)に近い。報道によると、他の中央集権型デジタル通貨ではなくビットコインによく似た分散化構造を通じて動作するというのが、グラムの「売り文句」だという。これにより、テレグラムの創業者であるパーヴェル・ドゥーロフ氏のように、中央当局から逃れたいと考えている人々がグラムを利用する可能性がある。

 グラムはリリース後、テレグラムとは独立して動作する予定だ。メッセージと会話の暗号化を銘打って準備を進めている同社は、グラムは「コンピューターによる分散型ネットワーク」を通じて管理されるので、テレグラムはその動きを操作できないと述べた。

 テレグラムは18年、ライトスピード・キャピタルとベンチマーク、そして多数のロシア人投資家から17億ドルの出資を確保した。受け取った出資に対し、投資家には一定量のグラムが約束された。投資書類によると、同社は19年10月31日の期日までにトークンを配布するか、同額を返金しなければならないという。そのため、グラムの立ち上げを急いでいる理由は理解できる。

 ニューヨーク・タイムズは、リブラとは異なりこれらのトークンは仮想通貨交換所で取り扱い可能で、実際に取り扱われるだろうと付け加えた。初期投資家は特定の保有期間経過後に取引を行える。インスタグラムでの買い物におけるリブラの利用のように、グラムはテレグラムでの商品の購入にも利用できる。

 グラムは、テレグラムがその用途を広げようとしているTON(テレグラム・オープン・ネットワーク)を基盤とする予定だ。TONには、Dapp(分散型アプリケーション)やチップ機能など、より大規模な仮想通貨やBC(ブロックチェーン)の特長を模倣した様々なアプリケーションが出てくるだろう。

 リブラのように、グラムも世界中の規制当局からの怒りと向き合わなければならない。これまでのところ、19年にはフェイスブック、フィデリティ、JPモルガンといったいくつかの有名な民間企業がデジタル資産に向かっている。

(イメージ写真提供:123RF)

https://eng.ambcrypto.com/telegrams-gram-token-to-launch-in-october-as-libra-effect-begins-to-fade/

This story originally appeared on AMB CRYPTO.

ランキングページ
ビットコイン詳細ページ
イーサ詳細ページ
XRP詳細ページ
ICOレーティングについて