モネロや他の匿名通貨は利用面で遅れ、BTCはダークネットに君臨

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 仮想通貨が金融分野で大きな注目を集める中、あらゆるユーザーや事業は利用の増加に伴う問題の特定と抑制に乗り出している。多くの人々が仮想通貨犯罪の削減に向けた取り組みを行っているが、そうした事件は増加傾向にある。ブロックチェーン(BC)のセキュリティ企業であるサイファートレースが取りまとめた19年第2四半期仮想通貨マネーロンダリング対策報告書によって、仮想通貨犯罪による被害の増加が浮き彫りとなった。この報告書には次のように記されている。

 「仮想通貨ユーザーと交換所からの直接的な盗難、詐欺、その他の不正流出が相次いでおり、犯罪者と詐欺師による19年の被害総額は約43億ドルとなっている。内部関係者による盗難が群を抜いて多く、投資家と交換所ユーザーに大きな損害を与えている」

 しかし、サイファートレースの調査結果はこれだけではない。この報告書には「ビットコイン(BTC)はダークマーケットとサイバー犯罪に君臨している」と記されている。この報告書は、ビットコインは主にダークネットでの違法薬物、武器、銀行クレデンシャルの売買に用いられていると主張している。またこの報告書によって、AML/KYC(マネーロンダリング対策/顧客確認)ルールを破る目的でのジーキャッシュ(ZEC)やモネロ(XMR)といった匿名通貨の利用は、ダークネット上ではまだ非常に少ないことが明らかになった。例えばモネロはダークネットにおける仮想通貨取引全体のわずか4%でしか利用されていない。

 この報告書では、仮想通貨業界で問題のある当事者への対策が講じられた事例も取り上げた。サイファートレースが焦点を当てた事例には、キック・インタラクティブ社の違法なトークンセールに対しSEC(米証券取引員会)が行った措置や、AMLの欠如を理由としたニューヨーク州金融サービス局による仮想通貨交換所ビットトレックスへのビットライセンスの拒否が含まれる。この報告書によると、こうした措置は仮想通貨分野における違法行為を抑制しようとする政府と規制当局の決意の強まりを示しているという。

 この報告書は最後に、ビットコインによって残された間隙を埋める手段として、(規制された)ステーブルコインの利用方法を模索する取り組みについても触れた。サイファートレースの調査ではこの点に関しフェイスブックのリブラを取り上げ、次のようにコメントした。

 「注目すべきことに、(リブラのような)ステーブルコインは現在仮想通貨に伴っているボラティリティを取り除くだろう。リブラに投じた全ての資金は、理論的にはリブラを1対1で裏付ける通貨と資産のバスケットに対応する」

(イメージ写真提供:123RF)

https://eng.ambcrypto.com/monero-other-privacy-coins-lag-behind-in-usage-bitcoin-still-king-on-darknet-claims-ciphertrace-report/

This story originally appeared on AMB CRYPTO.

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