19年第2四半期XRP市場レポート

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 市況に関する最新情報を定期的に提供するため、リップルは四半期ごとにXRP(XRP)の市場レポートを発行している。四半期ごとのプログラマティックおよび機関向けの戦略と販売、スプリングやリップルネットのパートナーシップといったXRP関連の発表、前四半期の市場動向に関する説明がこれに含まれる。XRPのオーナーとして、リップルは積極的な透明性や責任ある当事者であることが重要だと考えている。信頼を構築し、率直な対話を育み、業界全体の水準を引き上げるために、リップルは業界の他の人々が自社を手本とすることを望んでいる。

●取引高ベンチマークの変更

 リップルは19年6月、報告された取引高の誤報告、偽造、水増しに関する懸念を理由として、取引高のパーセンテージでみた19年第2四半期のXRPの売上が第1四半期と比べ減少すると発表した。

 正当な取引高の新たな情報源を審査するため、リップルは信頼できるパートナーと協力した。リップルは審査後、交換所ベンチマークによって「AA」、「A」、「B」に格付けられた交換所であるCCTT(クリプトコンペアのトップ・ティア)が、交換所の質、規制環境、管理、体制について、検証されていない取引高の大半が除外されたより完全な見通しをもたらすと判断した。公に入手可能な信頼できる取引高の情報源はまだ比較的黎明期にあるが、CCTTはより正確なXRPの取引高だとリップルが考えている数値と合致している。リップルは差し当たりCCTTをベンチマークに用い、信頼できない業界の取引高データに関する問題の解決に向けて、引き続き業界関係者と積極的に協力していく予定だ。

●第2四半期の概要

 ・デジタル資産全体の時価総額は第2四半期に急増した。

 ・リップルは19年第2四半期に2億5151万ドル相当のXRPを販売しており、実質的に今後のXRPの売上は減少する。

 ・市場の取引高水増しに関する懸念を考慮し、リップルは今後クリプトコンペアをXRP市場取引高の主要なベンチマークとする。

 ・30億XRPをエスクロー口座から開放し、21億XRPをエスクロー口座に戻した。

 ・XRPは現在、世界中の130社を超える交換所に上場している。

●第2四半期と今後のXRP販売

第2四半期の販売

 リップルは19年第2四半期に、機関への直接販売で1億687万ドル相当のXRPを、プログラマティック販売で1億4464万ドル相当のXRPを売却した。合計すると、第2四半期には2億5151万ドル相当のXRPが売却された。リップルは取引高の水増しに関する報告を深刻に考え、問題を評価するために第2四半期初頭にプログラマティック販売を一時中止し機関向けの販売に上限を課した。リップルはその後、以前のガイダンスと比べ50%少ない、コインマーケットキャップで報告された取引高の1000分の1の割合で、XRPの販売を再開した。

●今後の販売

 リップルは第3四半期に、XRPの販売についてより保守的なアプローチを取る計画を立てている。すでに記した通り、リップルはベンチマークをCCTTに切り替えており、プログラマティック販売はCCTTが報告する取引高の1000分の1を目標値とする予定だ。

●機関向け販売とプログラマティック販売

●機関向け(OTC)販売

 国際送金というXRPの用途を考慮し、リップルは長期的に見て、効率的で流動性のあるXRP市場は従来のFX(外国為替)市場に似るはずだと考えている。FX取引の大部分はOTC(相対取引)市場で行われているので、リップルはXRP/USDの流動性が限られていた17年に認可済み子会社のXRP 2を通じ、機関の需要を満たすためにXRPのOTC取引提供を開始した。以来、リップルが大手デジタル資産ブローカーと提携し、XRP流動性の強化策として保有資産を使用することで、XRPの上場は増加した。これにより、交換所を通じた機関規模のXRP入手が困難な時でも、OTC流動性の提供業者はXRPを調達することができた。

 機関が求めるXRPを公開市場で調達するOTCデスクの能力を考慮し、リップルは第2四半期末にかけてOTCでのXRP提供を大きく削減すると決定した。リップルは今後、交換所におけるXRPの流動性が機関の需要を満たすには不十分な市場での機関向け販売に力を入れる予定だ。

●プログラマティック販売

 リップルによるXRPのプログラマティック販売は、市場への影響を最小限に抑えることを目的として行われてきた。リップルは、XRPのプログラマティック販売を取引高に対しわずかな割合だと考えられる量に制限し複数の交換所で執行することで、それを達成してきた。リップルは、主に受動的に取引を執行するプログラマティック販売パートナーに依存している。パートナーの取引量はXRPの価格では変化せず、XRP全体の取引高が増えると増加する。

 すでに論じてきた通り、誤って報告された取引高を理由としてリップルは第3四半期のベンチマークと販売戦略を変更しており、今後も状況を注意深く監視し続ける予定だ。

●第2四半期におけるエスクロー口座の活動

 19年第2四半期には、30億XRPがエスクロー口座から再度開放された(各月10億枚)。21億XRPが戻り、その後新たなエスクロー契約に投入された。残り9億XRPはエスクロー口座には戻されず、スプリング計画やリップルネットのパートナーシップ(マネーグラムなど)を含む様々な手段でのXRPの用途開発に使われている。すべての数字は、第2四半期中に行われた取引に基づき報告されている。

●XRPの説明

 デジタル資産全体の時価総額は第1四半期から122.86%増加した。XRPは第2四半期に28.20%上昇し、コインマーケットキャップ上では1XRP=0.40ドルで第2四半期を終えた。

●取引高

 CCTTによると、XRPの日間取引高は第2四半期に増加した。第2四半期の平均日間取引高は4億2951万ドルで、第1四半期は1億5601万ドルだった。

 参考値として、コインマーケットキャップではXRPの平均日間取引高は17億4000万ドルだった。

●ボラティリティと相関

 第2四半期におけるXRPの日次利益のボラティリティは5.01%だった。第1四半期からボラティリティが若干増加しているが、XRPは他の主要デジタル資産に従っていた。さらに、XRPとビットコイン(BTC)との相関は第1四半期から減少したが、イーサリアム(ETH)との相関は高いままだった。

●交換所

 第2四半期には、12社の交換所が新たにXRPを上場し、上場している交換所の総数は世界で130社を超えた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.ripple.com/insights/q2-2019-xrp-markets-report/

This story originally appeared on Ripple Insights.

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