フェイスブック、リブラの約束について不明確なまま

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 規制当局の必要な承認が得られるまで、フェイスブックのリブラは開始しないと、リブラのウォレット「カリブラ」のトップで、リブラの共同作成者であるデービッド・マーカス氏は繰り返し述べた。しかしそれが正確に何を意味するのか、米国での立ち上げも、別の国での立ち上げもなく、不明確なままである。

 マーカス氏は先週2つの米国議会委員会で、デジタル通貨が世界の銀行業界を混乱させる可能性があるということなど、リブラに関する議員たちの数え切れない懸念に対して質問に答えた。「規制当局の懸念に十分に対処し、適切な承認を得るまで、フェイスブックは仮想通貨リブラを提供しないことを明確にしておく」と繰り返し述べた。

 しかしBBCは、この発言を明らかにするために、「リブラを進めるためには、フェイスブックは米国議員も参加することが必要と感じているかどうか」について、フェイスブックとリブラ・アソシエーションのメンバー両方から確認しようとしてきたが、明確な答えはなかった。

 BBCは質問を変え、次のように再度尋ねた。
「米国が承認しなくても、フェイスブックが世界のどこかの国で承認を得られれば、リブラの立ち上げはその場所で先に進めていくのか?」

 フェイスブックの広報担当者は、「デービッド・マーカス氏は、規制面での懸念事項に十分に対処し、適切な承認が得られるまで、フェイスブックはリブラを提供しないと約束した」と答えた。BBCはさらに説明を得ようとしたが、これ以上のコメントは得られなかった。

 しかし同広報担当者は、マーカス氏がリブラではなく、特にウォレット「カリブラ」に言及していることを確認したという。一方、プロジェクト開発を監督するリブラ・アソシエーションの広報担当者は、「適用可能な規制問題に対処して適切な承認を受けた」場合にのみ立ち上げると述べた。

 クリプトニュースが以前報じたように、先週マーカス氏は、カリブラが機能しない国があることを公聴会で確認したが、リブラトークンは他のウォレットからアクセスできるかもしれないとのことだ。また同氏によると、アメリカでのリブラの主な使用例は海外への送金だという。

 米上院議員のマーク・ウォーナー氏は、米ドルとドル建て証券に裏付けられて、「リブラの立ち上げは、米国にとって非常に現実的な結果をもたらし、安定性と健全性への懸念をもたらす」と語った。彼は、「規制当局の懸念が解消されない限り、フェイスブックが『リブラを立ち上げず、完全に停止させる』という、マーカス氏が約束を守ることを期待している」と述べた。

 また、マーカス氏は、リブラ協会はジュネーブを拠点としているため、スイスのデータ保護規制当局(FDPIC)がリブラのプライバシー規制者になることを期待していると述べた。しかし、ロイター通信によると、FDPICは7月17日に同アソシエーションに手紙を送ったが、同プロジェクトについての情報はなく、「米国のソーシャルメディア会社に対する監督の役割を明確にするための詳細」について、まだ返事を得られていないとのことだ。

 一方、フェイスブックは27の強力なパートナーに支えられているが、これまでに数多くの規制上の問題に直面しており、G7のように世界最大の組織でも議論の対象となっている。

 なお、フェイスブックの仮想通貨リブラはまだ発表されていないが、すでに多くの詐欺師たちが詐欺ツールとして使用している。


(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/facebook-s-word-play-puts-libra-s-promise-under-question-4306.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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