リブラ詐欺に騙されるな

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 有名な大企業による発表は、経験の浅い人々を標的とする特定の集団、すなわち詐欺師を引き寄せる。そのため、例えまだ立ち上げられていなくても、皮肉にもフェイスブック上でさえ、同社によるリブラの発表を多くの詐欺師がペテンの道具として利用していることは驚きではない。

 ワシントン・ポストの報道によると、フェイスブックとその子会社であるインスタグラム上にはリブラの公式ページだと称する十数種類の偽アカウント、ページ、グループが存在し、その一部は詐欺だと思われる第三者のウェブサイトを訪れるという条件の下でリブラを割引価格で「販売」しているという。

 こうした偽ページやアカウントの多くは数百名のフォロワーを持っていたり、「後で利用するためにリブラの名前を確保するよう意図されているようにみえるものや、典型的なユーザーをだますのに十分な生産価値を提供しているものもある」。これらの偽ページは、リブラのアーリーアダプターや投資家、利用者が「ビットコイン(BTC)や他の仮想通貨を悩ませていたものと同種の偽情報やオンライン詐欺の標的となりやすい可能性がある」ことを意味しているかもしれない。

 この報道で言及された2つの例は以下の通りだ。

 ・初期投資家に分配されると主張する「『2000万リブラ』の一部」割引を視聴者に提供する動画。この動画はフェイスブックの「ストーリー」のスタイルをコピーし、「リブラ・ウォレット」というアカウントから「支援を受けている」と称し、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEO(最高経営責任者)がリブラは「安全」で「簡単に使え」そして「新世界の通貨」であると宣言しながらステージ上を歩く姿を表示していた。

 ・偽ページが提供していたウェブサイトの1つであるbuylibracoins.comは、恐らくリブラの販促資料をコピーしており、アカウントの作成とビットコインや他の通貨でのリブラの購入が可能だった。

 我々自身でツイッターを検索してみたところ、リブラコイン(Libratokencoin)という名称で、投稿数1件、フォロワー数1127名の認証済みではないリブラのアカウントが見つかった。この投稿では、「リブラ・トークンがすでに立ち上げられた」と述べられ、エアドロップ(プロジェクトに関心を持ってもらうために無料のコインを提供する行為)が発表されている。

 ワシントン・ポストが記したユーチューブ、ツイッター、その他のプラットフォームでの詐欺の広がりは、「リブラに関する偽情報がフェイスブックの管理を超えて素早く広まっている兆候」であるだけでなく、フェイスブックがそれらを自身で検出できていないために「新たに提案された世界通貨を精査している規制当局を満足させ信頼させるためのフェイスブック支援による活動を台無しにする可能性がある」。

 ソーシャルメディア大手のフェイスブックは仮想通貨のリブラとウォレットのカリブラを6月に発表し、20年上半期に立ち上げ予定だとした。27社の強力なパートナーが支援しているにもかかわらず、フェイスブックはこれまで多数の規制上の障害に直面せざるを得なかった。リブラに関する公聴会も2度開催され、特にフェイクニュースの拡散についてのフェイスブックの問題点を鑑み、マネーロンダリングや詐欺といった不正行為を防止する同社の能力に疑問の声が上がった。リブラはG7や米財務長官を不安にさせ、トランプ米大統領さえもリブラを批判した。

 上院銀行委員会で民主党代表を務めるマーク・R・ウォーナー上院議員はこれらの偽アカウントについて、「これは、フェイスブックがリブラについて非常に慎重なアプローチをとり、米規制当局の懸念が解消されるまでいかなる製品も発売しないと約束すべきであるもう1つの強い材料だ」と述べた。一方、クリプトニュースは過去に、現在の詐欺の流行、詐欺全般、詐欺を回避する方法について報じている。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/beware-don-t-fall-a-victim-to-libra-scams-4299.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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