リブラのスイス規制:スイス当局は「リブラ側から連絡ない」と主張

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 各国の規制当局との協力に向けたフェイスブックの意欲について、デビッド・マーカス氏が繰り返し約束しているにもかかわらず、同プロジェクトは上院銀行委員会による追及を避けられなかった。実際、この公聴会でシェロッド・ブラウン上院議員は「フェイスブックは危険だ!」と発言した。

 しかし、リブラの問題は誹謗中傷では終わらなかった。多くの上院議員はまだ、フェイスブックとこのステーブルコイン・プロジェクトとの結びつきは、他の28社の創立メンバーのように単なる対等なパートナーであることには留まらないと考えているようだ。上院議員らはまた、利用者のプライバシー問題に対しフェイスブックが酷い対応をした過去を強調した。

 マーカス氏は、16日に米上院銀行委員会で証言する中、FDPIC(スイス連邦データ保護情報委員会)が新たな仮想通貨であるリブラのデータおよびプライバシー保護を監督する予定だと明らかにした。同プロジェクトを指揮するマーカス氏は、「フェイスブックを信頼する必要はない」と述べた。

 マーカス氏は公聴会の初日に、FINMA(スイス金融市場調査局)がリブラの主な金融規制当局の役割を担うとも述べ、これに対し同規制当局は協議を開始していると認めた。

 驚くべきことに、FDPICの広報責任者であるヒューゴ・ワイラー氏は、「リブラの主催者」からの連絡はまだないと明らかにした。

 CNBCへの声明の中で、ワイラー氏は次のように発言した。

 「我々は、リブラの責任者であるデビッド・マーカス氏が、リブラのデータ保護監督当局としての我々の役割について発言したことに注目している。これまでのところ、リブラの主催者からの連絡はない」。

 ワイリー氏は続けて次のように述べた。

 「しかるべき時に、フェイスブックまたはその主催者が我々に具体的な情報を提供すると期待している。そうなって初めて、我々の法的助言及び監督の権限が及ぶ範囲を分析できる。いずれにせよ、我々は公開討論におけるこのプロジェクトの動向を見守っている」。

 フェイスブックの担当者はその後、この報道を認めた。

 こうした出来事は、このプロジェクトがどの程度十分に計画されているか、プライバシーとデータの監視を監督するのはだれか、という疑問を生じさせる。フェイスブックはクリーンな実績を持っておらず、依然として論争に巻き込まれているようなので、これはフェイスブックにとって物議を醸す問題だ。

(イメージ写真提供:123RF)

https://ambcrypto.com/libras-swiss-detour-fdpic-claims-to-have-not-been-contacted-by-promoters-of-libra/

This story originally appeared on AMB CRYPTO.

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