独シーメンス、BC上でのカーシェアリングを検討

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 独技術系大手企業シーメンスが、製造改善、モビリティ、サプライチェーン、カーシェアリングなど、多数の用途でBC(ブロックチェーン)の利用方法を検討していると報じられた。しかし、BC関連事業への期待は現実的というよりも、まだ理論上優れているように見える段階のようだ。

 シーメンス・コーポレート・テクノロジーでサイバーセキュリティとBCの責任者を務めるアンドレアス・カインド氏は、フォーブスの寄稿記事の中で、シーメンスは現在試験と調査を終え、「シーメンスの事業に関連する一連のユースケースに実際に着手」していると述べたと伝えられている。

 シーメンスにはモビリティ分野に特化したシーメンスAGの独立子会社であるシーメンス・モビリティが存在するため、モビリティ分野はBCの用途として特に興味深い。ボッシュの2019コネクテッド・ワールド会議で発表された通り、実現性のあるBCの用途の1つは、「BCを基盤としたスマート駐車」だが、特に力を入れている分野の1つはカーシェアリングだ。カインド氏は、必要に応じた1時間や1日間の単なるレンタルではなく、駐車や給油を含む車の所有とそれに付随する物事について、大都市圏に住む人々は出来るだけ責任の少ない選択肢を取りたいと考えている可能性があることを見出した。カーシェアリングの選択肢としては、エンタープライズ・カーシェア、ジップカー、ゲットアラウンド、カー2ゴー、シティビーなどが挙げられる。

 しかし、車には時折燃料を補給する必要があるがカーシェアリング企業と提携したガソリンスタンドを見つけるのは難しい場合があり、給油カードのPINを利用する必要があるが、カーシェアリングにまつわる詐欺の一例として給油カードが盗まれオンラインで売却される場合もあるため、カーシェアリングには給油カードなどの問題が付随する、とカインド氏は説明し、「BCはそこに付加価値を生み出せる」と付け加えた。

 「BCはよりスムーズな取引を実現する(...)カーデリバリーでも、施錠解除といった単純なカーシェアリングでも、取引が可能だ」が、この技術は相互に関連し合う複数の個人や組織にとってビジネスをより容易にもする、と同氏は述べた。

 一方で、ビザB2Bコネクト、ファッション、ゲーム、銀行、通信など、様々な業界の多数の企業がBCを調査したり、すでにサービス改善にBCを利用している。

 また4月に報じられた通り、英国最大の自動車メーカーであるジャガー・ランドローバーは、IoT(モノのインターネット)志向の大手仮想通貨であるアイオタ(IOTA)と提携し、ドライバーが移動中に仮想通貨を手に入れ支払いを行えるようにする新サービスを現在試験している。

 しかし、過去4年間で大手企業の参加が発表された33件のプロジェクトのレビューと、それに関与した十数名の幹部へのインタビューによって、この技術はまだその約束を果たしていないことが明らかになった、とロイターが16日に報じた。大手銀行、交換所、技術系企業が参加した少なくとも12件のプロジェクトは、試験段階を終えていないと同紙は付け加えた。例えば、デロイトと技術系新興企業のSETLは17年にBCを基盤としたカード決済システムの立ち上げを目指していたが、このシステムは立ち上げられていない。IBMと三菱UFJ銀行のBCプロジェクトは進行していない。ユービーエスAGの投資銀行で戦略的投資の責任者を務めるハイダー・ジャフリー氏によると、主要なプロジェクトが大きな影響を及ぼすようになるまで後3-7年かかる可能性があるという。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/german-giant-siemens-explores-carsharing-on-blockchain-4247.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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