IT愛好家、アポロ誘導コンピュータでBTCをマイニング

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 仮想通貨のマイニングには、しばしば多くの専用ハードウェアが必要とされる。大部分のアルトコインについても、単にコンピューターの電源を入れれば金銭が得られるという訳ではない。非常に興味深いことに、AGC(アポロ誘導コンピュータ)は十分にビットコイン(BTC)をマイニングできるようだ。決して大きな利益を得られるわけではないが、こうしたハードウェアが元々の意図とは全く異なる目的で利用されるのを見るのは非常に面白い。

●ビットコイン・マイニングの変わった解釈

 過去数年間、あらゆる種類のハードウェアでビットコインのマイニングが試されてきた。CPUマイニングからGPU、FPGAマイニング、そしてASICハードウェアへの進化は十分に記述されている。以来、何か独創的なことをしようとする興味深い試みがいくつか行われてきた。しかしそれらの挑戦の大部分は時間の無駄に終わった。少なくとも利益を得たいならば、既製のハードウェアでビットコインをマイニングするのは至難の業なので、それも当然だ。

 この特定の目的にAGCを利用しようと思いつく人はあまり多くないだろう。このマシンは結局、極めて特殊な目的のために作られたものだ。当時、通常のハードウェアでマイニングを行うという概念はもちろん、仮想通貨という話自体が存在しなかった。19年においては、そうしたプロジェクトは大きな問題なく行える。しかし、これは真剣に利益を得ようとする試みではなく、むしろ「可能だからやってみる」という種類のプロジェクトだということは念頭に置く必要がある。

 50年前にこのコンピュータがどのように作られたのかを考えると、このハードウェアでビットコインをマイニングしてみようと駆り立てるものは何かと不思議に思うはずだ。しかし、これは24時間連続で大量の計算を行うよう設計されていたので、当時としては非常にパワフルな機械だった。デフォルトのOS(オペレーティングシステム)も競合OSと比べると時代を先取りしたものだった。その内部構造を現行世代のマシンと比べるのは困難だが、AGCは無視したり却下すべきではない極めて独特なマシンなので安心してほしい。

 書類上は、このマシンはビットコインをマイニングできないと予想されるだろう。実際には、かなり明白な理由で状況は大きく異なる。どのようなハードウェアでも、十分な時間と労力を注げば適切なソフトウェアと組み合わせることでビットコインや他の仮想通貨をマイニングできる。AGCでさえも、ハッシュレートは非常に悪いもののその役割を果たすことができる。1つのハッシュの生成には10秒以上かかる。つまりこのユニットは平均0.1ハッシュ毎秒でマイニングを行う。決して特筆すべきことではないが、それでも興味深い結果だ。

 AGCをビットコインのマイニングに対応させることにさえ、ある愛好家には多くの時間が必要だった。ビットコイン・マイニング・アルゴリズムの全く新たな実装を作成しなければならなかった。さらに、この選択肢を検討する前に解決すべき他の問題が多数存在した。最初に考えたほどこの挑戦が簡単ではないことは明らかだが、これは何らかの方法でビットコインをマイニングすることに、愛好家がいかに熱中できるかを物語っている。

 こうしたプロジェクトが形になるのを見届けるのは非常に面白いが、多くの人々は時間と労力の無駄だと一笑に付すだろう。旧式の機械と専用の機械でビットコインのマイニングがいかに同様に行えるかを示すものだと見る人々もいるだろう。AGCはあまり多く出回っていないため、他の人々が今後真似できるプロジェクトではない。それでもこれはビットコインの豊かな歴史に興味深い物語を刻む試みで、そのようなものとして扱うべきだ。

(イメージ写真提供:123RF)

https://nulltx.com/it-enthusiast-mines-bitcoin-with-an-apollo-guidance-computer/

This story originally appeared on NULLTX.

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