フェイスブックの仮想通貨リブラのトップが、誤解と懸念に回答

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 フェイスブックの金融BC(ブロックチェーン)プロジェクト「リブラ」の責任者であるデビッド・マーカス氏が、同プロジェクトを取り巻く懸念への回答など、様々なテーマを3日のブログ記事で取り扱った。

 同氏は次のように記している。

 「予想していた通り、いくつかの疑問や多少の誤解も生じている。そのため、時間をかけて回答を提供し、透明性を高めたい」。

 同氏は、リブラ・ネットワークの分散化などのテーマに触れた。

●フェイスブック担当者:リブラはすでにかなり分散化している

 マーカス氏は、全てが信頼できる企業である多様なノード管理者の存在は、かなりの分散化だと主張した。同氏は、十数社に満たないマイニングプールが全てを運営している、一部のプルーフ・オブ・ワーク式のチェーンが持つ中央集権的な性質に言及した。

 「地理的に分散し多様な業界からなる100社の組織は極めて分散化していると主張したい。均衡状態としては不十分かもしれないが、始まりには十分だ。これと比べ、他のBCでマイニングプール用のソフトウェアを実行している人々に権力が集中していることは見落とされがちだ。しかし、より分散化されたBCを得ることは可能で、リブラ・アソシエーションは分散化をさらに進めるために努力しなければならないという点には、疑問の余地はない」。

 マーカス氏は、フェイスブックは28社で構成されている団体の一部に過ぎないと説明した。これは、リブラがまだ設立趣意書を持っていない理由でもある。

 メンバーになった組織や企業は近日中に新しい設立趣意書を作成する予定だ。

 マーカス氏は、他の手段が存在しない世界中の人々に対しフェイスブックは重要なデジタル金融商品を提供できるだろうと主張した。同氏は、フェイスブックは最も必要とする人々にそうしたサービスを提供でき、わずかな費用でそれが可能だと述べた。

 「リブラによって、40ドルのスマートフォンとネット接続を持つ全ての人々は自身の資産を安全に保護し、世界経済にアクセスし、遥かに安い費用で取引し、やがては全ての金融サービスにアクセスできるようになる。リブラが成功すれば、それを最も必要としている何十億人もの人々に非線形的で段階的な変化をもたらし得ると我々は確信している」。

 標的市場の多くの人々はすでにスマートフォンを所有しており、フェイスブックも利用している。リブラへの登録は必然的な次のステップに過ぎない。しかしまだいかなる形でもシステムに参加してない人々にとってはどうか?

●数十億人にとっての銀行

 現金でデジタルトークンを購入できる双方向のリブラATMが存在するようになるか?

 あるいはリブラはそこで挫折し、そうしたサービスを必要とする人々は観察を続け、仮想通貨を見出すのか?

 リブラの「成功」または「失敗」は客観的な主張にはならない。西側諸国での利用が進めば、リブラは普及するかもしれない。

 ウーバーなどの企業は取引手数料を削減することで料金を抑えることができる。こうした節約は大規模ではないが、消費者に伝わる。

 リブラを奨励するために、企業はそれを用いた独占的取引を提供するかもしれない。リブラの成功で利益を得る人々は特に動機づけられるだろう。他の場所では、ある程度の刺激が必要となるかもしれない。

 しかし、想像できる日常的な用途は多数存在する。

 次のような状況を考えてほしい。両親が大学生の子供にリブラを送る。子供はスマートフォン上のフェイスブックを通じリブラを受け取り、ATMで現金を引き出す。この取引全体の費用はウエスタンユニオンより遥かに安く、電信送金より遥かに速い。

 注目すべきことに、この全てはすでに仮想通貨で行える。フェイスブックは恐らく、それをさらに安価で簡便にするだろう。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.ccn.com/crypto/facebook-crypto-libra-leader-responds-concerns-misunderstandings/2019/07/04/

This story originally appeared on CCN.com.

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