ヘイズ氏とルビーニ氏の「秘密」の討論について分かっている事柄

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 有名な仮想通貨批判論者であるヌリエル・ルビーニ氏と、率直な物言いで知られる仮想通貨デリバティブ取引所ビットメックスのアーサー・ヘイズCEO(最高経営責任者)との大いに期待されていた討論の記録はまだ一般に公開されていない。しかし目撃者らは感想を共有し始めている。

 「台北の論争」と呼ばれるこの討論は、3日に台湾で開かれたアジア・ブロックチェーン・サミットで行われた。この討論に先立ち、出席者の73%はヘイズ氏が勝利するだろうと語っていた。

 しかしこの討論の勝者はまだ決まっていないかもしれない。議論の終了後、ニューヨーク大学スターン経営大学院で経済学教授を務めるルビーニ氏は、この討論でヘイズ氏を「打ちのめした」とツイートした。同氏はさらに、この討論のテープの公開を要求した。

 ヘイズ氏はこれに対し、「心配するな。我々のテープは経済学と技術に関する君の浅薄な理解を白日の下に晒すだろう。このテープを見た後に、君がどこかの高等教育機関に入ることを許されたならば驚きだ」と返答した。

 ルビーニ氏は要求に先立ち、イベント主催者が予定されていた討論のライブ配信を中止し、出席者による記録も禁止したと語っていた。

 ブルームバーグによると、ヘイズ氏はこの討論唯一の映像の権利を有しており、「後日」その「ハイライトを公開」する予定だという。そのため、この討論に関する我々の知識は、討論に出席した目撃者の説明に基づいている。ザ・ブロックのマイク・デュダスCEOは自身のメモをオンラインで公開している。これによると、ビットコイン(BTC)が本当に分散化しているか、何らかの内在的価値、スケーラビリティ、セキュリティ、ユースケースを持っているかという話題を中心に討論が行われたという。

 ヘイズ氏はスケーラビリティの問題について、スケーリングは生じるだろうし、ここ10年間のビットコインの進歩は「素晴らしい」と論じた。同氏は、クレジットカードや伝統的な銀行は「スケーリングに何十年も」費やしたと述べた。

 一方ルビーニ氏は、仮想通貨は世界で必要とされていないと論じた。フィンテック分野ではAI(人工知能)とIoT(モノのインターネット)による革新が生じているとルビーニ氏は主張した。同氏はさらに、中国のアリペイなどのプラットフォームに言及し、多くの発展途上の市場におけるフィンテックは米国の遥か先を行っていると論じた。

 しかしヘイズ氏は、そうしたプラットフォームは「非常に便利」だが、運営会社や中国政府に全ての取引を見られるという欠点が伴うと反論した。

 デュダス氏は、「50年のうちに、アリババやフェイスブック、グーグルが全てを支配した場合、人々は大企業に支配されていないものを好むようになるだろう。ビットコインはニッチな市場にはならない」とヘイズ氏が述べたと記している。

●ヘイズ氏:ビットコインは唯一の自由市場だ

 他の多くの人々がこれまで論じてきたように、ヘイズ氏もビットコインと仮想通貨全般を「世界に残された唯一の真の自由市場」と呼び、仮想通貨は5年で「1兆ドル以上の資産クラス」になるとの考えを述べた。

 一方ルビーニ氏は、「くだらないコインの99%」は「その価値の大半を失っており」、「ビットコインでさえも最高値から大幅に下落している」と述べた。

 率直に物を言う「仮想通貨否定論者」である同氏は、「全てが無に帰し」、「失敗したコインの博物館のみが残るだろう」と付け加えた。

 アラメダ・リサーチのサム・バンクマンフライドCEOもこのイベントを生ツイートした。同氏によると、この討論は「非常に乱雑」で、ルビーニ氏が「3分間の長談義」を行う中ヘイズ氏がそれを遮り、司会者がルビーニ氏に同じ話を繰り返すのをやめるよう求めたという。

 一方で、ルビーニ氏が討論に負けたと語る人々もいるが、デュダス氏はそれを否定した。

 ルビーニ氏は4月、イーサリアム(ETH)プラットフォームの共同創設者であるヴィタリック・ブテリン氏と討論した。一部の出席者によると、この討論は「引き分けに終わった」という。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/what-we-know-about-the-secret-debate-between-hayes-and-roubi-4160.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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