リブラ・アソシエーションに参加した理由を企業が明かす

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 フェイスブックによる20年にローンチが予定されているリブラの発表を受けて、規制問題から仮想通貨コミュニティからの称賛や批判まで様々な議論がなされている。

 もっと多くの注目が必要な側面はファウンディング・メンバーズ、つまりリブラ・アソシエーションのメンバーであり、これは最初にこの団体の憲章の完成、リブラ・プロジェクトの管理のために共に働く組織の集まりである。

 仮想通貨に関する4つの企業がこの団体に加わっている。

 ・デジタル資産のカストディアンであるアンカレッジ

 ・多くのプロトコル、BC(ブロックチェーン)のためのインフラストラクチャー・プラットフォームであるバイソン・トレールズ

 ・交換、ウォレットサービスで最も知られている大手仮想通貨企業であるコインベース

 ・仮想通貨カストディアンであるザッポ

 コインベースとザッポはコメントの要求に返答しなかったものの、アンカレッジとバイソン・トレールズはリブラ・アソシエーションへ加わった理由について語ることに同意した。

●なぜ加わったのか?

 バイソン・トレールズのCEO(最高経営責任者)であるJoe Lallouz氏はクリプトニュース・ドット・コムに対して、同社はプラットフォームを開発し技術チームと緊密に連携を取ってきた一方で、リブラは「技術力があり、リブラ・アソシエーションがノードインフラストラクチャーを作成し、規模を拡大するのを助けるための仮想通貨企業」を探していたと述べた。

 Lallouz氏はいくつかの大手カストディアン、取引所、ファンド、開発者とノードを強化するために働いてきた経験を有するバイソン・トレールズのようにプロトコルに依存しないインフラストラクチャー・プラットフォームが、初期から及びメインネットローンチを通して今回のプラットフォームの作成及び規模の拡大に関わりたいと考えるのは自然だと述べた。そして、バイソン・トレールズはリブラ・アソシエーションにまだ出資はしていないものの、同社は「他の皆と同じようにこの団体のファウンディング・メンバーになることにコミットしている」

 同様に、大手投資企業であるアンドリーセン・ホロウィッツ(リブラ・アソシエーションのメンバー)に支援されているアンカレッジの共同創業者兼社長であるディオゴ・モニカ氏は、リブラを助けるのは同社のカストディ業務提供の専門知識であり、特にリブラのようなプロジェクトが直面するだろうコアな技術的困難に慣れている経験と暗号学、分散システム、セキュリティ・エンジニアに関する知識である。これによってリブラがより安全なネットワークになるとモニカ氏はクリプトニュース・ドット・コムに語った。「何十億もの人々に力を与える1つのグローバル通貨及び金融インフラストラクチャーを作るという使命を信じているので私達はリブラ・アソシエーションに加わった」

●利点と懸念

 リブラ・アソシエーションに加わることでいくつかの利点がある。モニカ氏が述べるように、アンカレッジにとっては、これはデジタル資産クラスへの組織的な参加を発達させることを継続しながら、多様な「革新的で、使命を持った企業、組織」と共に働き学ぶことができる機会である。、

 Lallouz氏によれば、バイソン・トレールズは企業やチームがノードを展開し、新たなネットワーク上にアプリケーションを開発するのを容易にすることでBCへのアクセスを民主化することを助けることに取り組んでいる一方で、リブラは「明日のパイオニア」が次世代の分散テクノロジーを開発するための素晴らしい機会だ。

 仮想通貨コミュニティでは多くの人が、リブラ・アソシエーションはこのプロジェクトに巨大な権力を有しており、安全及びプライバシーに関する懸念に繋がると懸念を示している(ネット上で荒らす者までいる)。しかし、Lallouz氏によれば、リブラは「メンバーがこの技術を強化すること、アクセスの民主化という価値観に正直であること、この革新的なプロジェクトの管理の一部になることを可能にするので」、ファウンディング・メンバーは仮想通貨から何も奪わず、むしろそれを助ける。リブラ・アソシエーションの多様性はオープンな会話及び管理に関する様々な意見を可能にし、バイソン・トレールズは「仮想通貨界の者としての意見を与えたい」と考えている。
 
 Lallouz氏はリブラ・ネットワークは公開されており、リブラ・アソシエーションのメンバーはそれぞれ1票の投票権を有しているため個人の権力は最小化されると説明する。モニカ氏はリブラ・アソシエーションのメンバーは様々な産業から来ており、「管理を分配することで、リブラ・アソシエーションはいかなる個人も巨大な力を有することがないように設計されている」と述べる。

 一方で、アンドリーセン・ホロウィッツのマネージングパートナーであるキャサリン・ハン氏は最近、リブラ・アソシエーションはこの先2、3カ月は新たな仮想通貨がどのように監督されるかについての意思決定を議論すると述べた、とフォーチュンが報道している。

●リブラ・アソシエーション:ファウンディング・メンバー

 リブラ・アソシエーションの憲章を完成し、その後ファウンディング・メンバーとなる28の組織は産業別に以下の通りとなっている。

 決済:マスターカード、ペイパル、ペイユー(ナスパーズのフィンテック部門)、ストライプ、ビザ

 テクノロジー及びマーケットプレイス:ブッキング・ホールディングス、イーベイ、フェイスブック/カリブラ、リフト、メルカドパゴ、スポティファイAB、ウーバー・テクノロジーズ

 通信:イリアド、ボーダフォン・グループ

 BC:アンカレッジ、バイソン・トレールズ、コインベース、ザッポ

 ベンチャーキャピタル:アンドリーセン・ホロウィッツ、ブレイクスルー・イニシアチブズ、リビット・キャピタル、スライブ・キャピタル、ユニオン・スクエア・ベンチャーズ

 非営利及び多国間組織、学術機関:クリエイティブ・ディストラクション・ラボ、キヴァ、メルシー・コープス、ウーマンズ・ワールド・バンキング

 リブラ・ホワイトペーパーによれば、20年前半のローンチ目標日までにリブラ・アソシエーションは約100のメンバーを有したいと考えている。報道されているように、リブラ・アソシエーションのメンバーは参加のために1000万ドルを支払う必要がある。

 また、リブラのウェブサイトにはリブラ・アソシエーションに参加するには企業は少なくとも1000万ドル支払う必要があり、これによってバリデーター・ノードになる資格が与えられると書かれている。

 リブラのウェブサイトで説明されているように、「リブラ・アソシエーション委員会を構成するバリデーター・ノードは最終的な権限を握っている。この委員会は多くの行政権をリブラ・アソシエーションに移譲するがその決定を超越する権限を保持しており、重要な決定も同委員会が行う。最も大事な決定は3分の2以上の圧倒的多数を要求する」

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/this-is-why-these-two-crypto-companies-joined-libra-associat-4081.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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