ビットコイン教育者「スキャムに気をつけて」―"FOMO"がはびこる業界に警告

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 「スキャムが来るぞ、気をつけて。」と著名なビットコイン教育者、技術者であり連続起業家のアンドレアス・M・アントノプロス氏が呼びかけた。この警告は特にスキャマーたちが簡単に食い物にできそうな仮想通貨の初心者たちに向けられている。

 FOMO(周囲の話題から取り残されてしまうことへの恐怖)がはびこっているため、多くの人々は乗り遅れまいと仮想通貨に挑戦するが、スキャムを回避するために仮想通貨界のベテランたちが持つような必要な知識を持っていない。これらの知識を授けようと、アントノプロス氏はツイッターで次の三点を強調した。

 ・利益を約束するようなものは100%、ポンジ・スキーム
 ・採用やアフィリエイトの勧誘は100%、ピラミッド・スキーム
 ・ICOやIEOの99.99%はパンプ・アンド・ダンプ

 これらを警告する背景には、10から15のICO、IEO、インフルエンサー・マーケティング、また、およそ25000ドル、なかには25万ドルもの報酬をレビューやエネドースメント、ツイートに支払うというアドバイザー募集のメールやメッセージが殺到しているという事がある。また「私がノーといってもみんなはイエスという」と彼は言う。アントノプロス氏は、仮想通貨界でインフルエンサーが増えてきていることを指摘し、どの業界にも当てはまることだが、彼らの多くはエンドースメントなどに対して報酬をもらっており、実際に勧める商品がどんなものであれ、必ずしも彼らの正直な意見を発信しているわけではないと言う。

 また同氏は、スキャムは2017年の10月かた12月にかけて多く見られたが、2019年5月からもその数は増加している。「価格が下がったときに一度いなくなったが、また上昇したことでやつらはまた戻ってきた。」とアントノプロス氏。スキャムで儲けようとしているスキャマー達はこのFOMOを利用する。現在のFOMOは以下のような点でメガFOMOと言える。

 1. 仮想通貨にFacebookが、リブラコインとカリブラウォレットを引っさげ、他業界のプレイヤーたちもリブラ協会の創立者として仮想通貨業界に参入した。このことは、一般市民への仮想通貨の周知と普及を進め、中長期的に、大きなインパクトを与えると予測されている。

 2. またこれだけではなく、ビットコインに関しても様々な憶測が飛び交っている。1BTC=9000ドルに達し、25000、30000,40000ドル、それ以上まで上昇していくという予想もある。取引所ジェミニのCEOであるタイラー・ウィンクルボス氏はもしBTCが10000ドルを超えれば15000ドルは目前だとした。「10000ドルを二度も超えたことで、ビットコインが多くの人にとってより現実的なものだと思えるものになる」からだとしている。そしてビットコインの上昇に伴い、他のコインも上昇していく可能性は高い。

 3. 他業界の大手企業たちが仮想通貨に参入してきている。

 これらが大きなFOMOストームを巻き起こしている。

 このアントノプロス氏のツイートに対して、仮想通貨マーケティング企業のコインバウンド創立者、タイ・ダニエル・スミス氏はインフルエンサーマーケティングは正当なものであり、業界にかかわらず、多くの企業は真剣にこのマーケティング手法を考えていると反論した。「マーケティング戦略にインフルエンサーを組み込むことは悪意のあることを意味しない。公開するということが大事だということだ。」と同氏は言う。

 報道されている様に、仮想通貨のスキャムや盗難は2018年の合計で17億ドルに登るとされている。しかし、悪いニュースであるとはいいつつも、こういった事件は仮想通貨業界が成長していくためのいい機会になると主張する各業界のプレイヤーたちもいる。おそらくこれらの主張の理由としては、仮想通貨の短い歴史から見ても分かる通り、スキャムや盗難により、仮想通貨に対する規制が大きく進むことが大きいだろう。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/fomo-is-in-the-air-scams-are-coming-warns-antonopoulos-4079.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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