イーサリアムBC上の2.5億USDTに関する3つのポイント

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 ビットコイン(BTC)が上昇の兆候を見せ始める度に、憂慮すべき事態を引き起こす可能性があるテザー(USDT)の動きとの何らかの関連性が遅かれ早かれ見出されている。起こっている全ての物事が違法な活動というわけではないが、こうした相関は常に存在する。最近のテザー社の「印刷ラッシュ」では、イーサリアム(ETH)ベースのUSDTが2億5000万枚流通している。これを憂慮すべきか否かが大きな問題となっている。

●USDTの2つの大きな取引

 ビットコインの上昇は通常USDTの流通量増加を引き起こすということは、説明しておく必要がある。仮想通貨業界では、これは大きな問題だと考える人々が増えている。結局のところ、多くの人々はまだテザー社が事実上仮想通貨市場を操作していると考えており、そのことが同社への調査が行われている理由の1つでもある。

 それでも、事業は通常通りに継続しなければならない。そのため、完全に合法なように見えるにもかかわらず、USDTの2つの取引が大きな注目を集めている。過去8日間で、1億5000万USDTの取引が1度、1億USDTの取引が1度行われている。これは最近のビットコイン上昇と一致しているように思われる。しかし、ビットコインが上昇したのでUSDTの需要が増したのか、USDTの流通量が増したのでビットコインが上昇したのかは分からない。現時点では反証が無い限り、これらの取引は完全に合法だろう。

●取引量は正常

 テザー社が一度に大量のUSDTを発行することは珍しくないという点も留意する必要がある。作製された全てのUSDTは親会社が保有する米ドルによって裏付けられる必要がある。わずか1週間で流通量が10%近く増加したことは奇妙に思えるかもしれないが、これは異常ではないという点も留意する必要がある。同社は定期的にUSDTを発行しており、当面の間はそれを継続するだろう。

 しかし、2つの非常に大規模な取引が連続するのは珍しいことも事実だ。過去には2000万ドルの取引も何度か記録されているが、これは必ずしも大きな問題ではない。同社が立て続けにより多くの資産を追加しているならば、19年内は同社が成長しUSDTの需要がまだ増大すると示唆される。いくつかの議論が巻き起こっているが、USDTは現在業界内で最も成功したステーブルコインだ。

●資金はまだ流通していない

 コミュニティが最近の「印刷ラッシュ」に反発し始めたことを受け、ビットフィネックスのパオロ・アルドイノCTO(最高技術責任者)は即座にある重要な側面を指摘した。新たに作られたこれらの資産の大部分は、現時点では流通していない。この資産は利用許可を得ているが、現時点では利用されていない。テザー社は、今後の発行需要に応えるために自社財務ウォレットの残高引上げを決定したように見える。

 これが賢明で合法な決断か否かは、まったく別の問題だ。このUSDTは流通していないので、親会社が現時点で銀行口座に必要な担保資産を所持しているかどうかは問題ではないように思われる。これにより、今後さらに激しい議論が巻き起こることは間違いないが、同社はこうした疑いに余り煩わされていないようだ。結局のところ、イーサリアムBC(ブロックチェーン)上の約4800万ドル相当のUSDTは承認されているが、発行はされていない。トロン(TRX)BCとオムニ(OMNI)BCについても同じことが言える。

(イメージ写真提供:123RF)

https://nulltx.com/3-key-notes-on-the-recent-250m-usdt-printing-on-ethereums-blockchain/

This story originally appeared on NULLTX.

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