フェイスブックの仮想通貨は利用者に利子を支払う、BC規制関係者が予想

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 フェイスブックの仮想通貨グローバルコインは、利用者に利子を支払う可能性が高い。これは仮想通貨推進派でありワイオミング州でBC(ブロックチェーン)の規制に関わっているケイトリン・ロング氏の予想だ。

 フェイスブックは6月、大きな話題を集めている自社仮想通貨の発表準備を進めているが、内部でプロジェクト・リブラと呼ばれているこの事業について分かっていることはまだほとんどない。ロング氏は9日、この仮想通貨がどう機能し仮想通貨業界にどのような影響を与えるかについての予想を公開した。

 「フェイスブックは自社仮想通貨の利用者に利子を支払うだろう。これは最終的に、米国の銀行システムへの補助金廃止を大衆に呼びかけることになる」。

●フェイスブックの仮想通貨が利子を支払う仕組み

 マーク・ザッカーバーグ氏の仮想通貨が利用者に利子を支払わざるを得ない理由は以下の通りだ。

 フェイスブックの仮想通貨は国際通貨バスケットの価値に連動するステーブルコインだ。その安定性を保つためにグローバルコインは多額の法定通貨に裏付けられることになる。その資金はどこかの場所、恐らくはFRB(米連邦準備銀行)に保管され、利息を生み出す。

 「仮想通貨を裏付ける資産が利息収入を生み出すだろう」。

 ロング氏は、フェイスブックに対しこの利息を利用者に渡すよう大きな圧力がかかるだろうと述べた。

 「もしフェイスブックがこの利息収入を利用者に分配しなければ、一斉に批判の声が上がり、フェイスブックとそのパートナーがどれだけの金額を得ているかが明らかにされるだろう」。

●フェイスブックのグローバルコイン:FRBで2.35%の利息か?

 ロング氏はこれがどのように展開するかについて、フェイスブックは財務パートナーを通じて準備金をFRBに預けるだろうと予想した。

 FRBはIOER(超過準備預金金利)に基づき2.35%の利子を支払っている。ザッカーバーグ氏がこれを放棄し利用者に分配しなければ、問題となるだろう。ロング氏は、他のステーブルコインは現在利子を支払っていないが、それらはフェイスブックほど大規模で有名ではないと述べた。

 「確かに、他のステーブルコイン発行者は大抵の場合利子を利用者に分配していない。しかしフェイスブックのステーブルコインは恐らく、それを免れるには余りに巨大で有名になるだろう」。

●グローバルコイン:「発展途上国における大きな善なる力」

 ケイトリン・ロング氏は続けて、フェイスブックの仮想通貨の今後について5つの大きな予想を立てた。同氏は、グローバルコインは途上国において画期的な働きをするだろうと述べた。

 同氏はベネズエラを例に挙げ、フェイスブックの仮想通貨は、「政府が裏付ける通貨よりも信頼できる価値の保存手段」を提供するだろうと述べた。

 CCNが報じた通り、フェイスブックはグローバルコインの立ち上げについて積極的に途上国をターゲットにしている。初期段階の用途としては、ワッツアップを通じたインドでの送金が挙げられる。

●フェイスブックの仮想通貨はビットコインに利益をもたらす

 ロング氏は最後に、ビットコイン(BTC)について力強く語った。同氏は、フェイスブックの仮想通貨参入は新規仮想通貨利用者にとって学習曲線としての機能を果たすと考えている。最終的には人々はビットコインに移行するだろうと同氏は述べた。

 「フェイスブックは人々に仮想通貨を教え込む速度を劇的に向上させるだろう。そうすれば、ビットコインは希少だがフェイスブックの仮想通貨はそうではないというシンプルな理由で、より多くの人々がビットコインに向かうだろう」。

 ロング氏は、ビットコインは富の保管手段として最も公正な台帳であり、人々はそれを理解しグローバルコインのような既存の金融システムの派生物を避けるだろうと述べた。

 ザッカーバーグ氏とフェイスブックは、グローバルコインについて固く口を閉ざしたままだ。同社は規制当局と積極的に協議を重ね、その仕組みを分散化しようとしてきた。しかし、仮想通貨のムーブメントを取り込もうとするザッカーバーグ氏の試みをフェイスブック利用者が歓迎するかどうかはまだ分からない。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.ccn.com/facebook-cryptocurrency-pay-interest-users

This story originally appeared on CCN.com.

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