ビットコイン開発者、より強固で早いBCネットワーク「Erlay」をリリース

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 ビットコインのコア開発者グレゴリー・マックスウェル氏は18年1月にブロックストリームを離れ、「プロトコル作り」に集中した結果、複数の開発者と共にErlayと呼ばれるプロトコルをリリースした。

●マックスウェル氏が達成したかったこと

 29日、Erlayはブリティッシュ・コロンビア大学のグレブ・ナウメンコ氏によりビットコインコア開発者のメーリングリストに投稿することでリリースされた。その際、「主なアイディアは、すべてのピア(Peer)に対して取引毎に通知するのではなく、少数のピアに対して直接通知されるというものだ。さらに、定期的にリコンサイル(照合)を行う。結果、ノードの消費を半分に抑え、接続性が増す。仮にピアが32だった場合には、Erlayは約75%の削減効果がある」というコメントをつけた。

 ビットコインに関する主要な懸念の一つは、ノード間でコンセンサスを取るために利用する帯域幅の数だ。帯域幅の数は各ノードに対してコストとなる。ビットコインのブロックチェーン(BC)は現在200GBを超えている。この意味は、初めにBCをダウンロードするのに場合によっては数日あるいは数週間かかるということだ。

 デフォルトで8つのノードと繋がり、そのノードから情報を受信する。Erlayの提案者によれば、この数が32に増えれば、各ノードが使用する帯域幅の数は約75%削減することが可能だ。

●セキュリティを改善し、ビットコインの効率性を改善したErlay

 Erlayは「拡散」をビットコインに持ち込んだ。もし効率的なモデルが採用されれば、取引とブロックはネットワークを広げる。Erlayのホワイトペーパーによれば、「ビットコインの現バージョンではランダムに通信する「拡散」を使ってノード同士のメッセージやりとりを行なっている。フラッディング方式は取引毎にそれぞれのピアがメッセージを受け取るプロトコルだ。「拡散」付きだと、ピアは取引を受け取る前にランダムに遅延を入れる。これにより、メッセージやりとりの衝突の可能性を軽減する」。

 ノードが接続性を高めることで、メッセージやりとりの衝突は軽減される。「タイミング攻撃」は計算処理に要する時間を計測することにより暗号鍵を推測する攻撃だ。Erlayはランダムなタイミングで行うプロトコルなので、タイミング攻撃に耐性がある。

 ビットコインネットワークのレイテンシーとセキュリティはErlayプロトコルが採用されることにより改善される。このプロトコルはビットコインに公式に含まれてはいないが、間も無くだと推測される。現時点では、話し合いが始まったところだ。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.ccn.com/bitcoin-devs-propose-stronger-faster-blockchain-erlay

This story originally appeared on CCN.com.

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