強気派のマックス・カイザー氏:欧州選挙の混乱がビットコイン上昇を後押し

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 ビットコイン(BTC)強気派のマックス・カイザー氏が、19年の高値を更新した上昇の原因は恐らく、欧州議会議員選挙を受けた政治的混乱の可能性にあると述べた。この選挙は23日から行われていた。

 カイザー氏はツイートの中で、ビットコインは安全な逃避先としての役割を担っており、リスク上昇時に人気の資産になっていると述べた。伝統的には金、そしてある程度は日本円がこの役割を果たしてきた。

 ビットコインは27日に10%超上昇し、1BTC=8900ドルを超えた。これは18年5月以来の高値。その後は若干戻し、記事執筆時は8700ドル近辺で取引されている。

●EU支持派の政党が議席数を減らし、ビットコインは上昇

 ロイター通信によると、あらゆる事実が欧州議会の分裂を示唆しているという。中道左派の社会民主進歩同盟と中道右派の欧州人民党が最大の議席数を獲得しているが、両党を合わせても過半数に満たない。

 穏健派の勢力減少は、議席数を伸ばした極右やナショナリスト政党にとって追い風となった。EU(欧州連合)支持派の政党が欧州委員会の重要な役職の任命や立法を行うには、支援が必要となる。これにより、ユーロに懐疑的な政党の発言力が増す可能性が高い。カイザー氏が恐れているように、これは政治的混乱を招く可能性がある。

 地政学的な出来事とビットコインの上昇が結び付いたのはこれが初めてではない。19年に初めて8000ドルを超えた際も、米中間の通商問題が上昇の原因だという意見が出ていた。

●貿易摩擦とビットコイン上昇との相関

 フォーブスは5月、中国人が「デジタル・ゴールド」に関心を見せていると報じた。貿易摩擦によって人民元とドルの双方が毀損されることへの恐れが原因だ。さらに、投資家が株式市場に不安感を持っていた可能性もある。この記事には「元が下落するとビットコインが上昇する傾向にある」と明確に記されている。

 デジタル・カレンシー・グループの創業者でCEO(最高経営責任者)のバリー・シルバート氏も、この見解に同意している。5月に米中間の貿易摩擦が悪化する中、シルバート氏は次のような相関を示唆していた。

 「貿易協議が決裂した際に(ビットコインの)価格が上昇し始め右肩上がりになったということは、確かに興味深い」。

 シルバート氏はさらに、ビットコインは「非相関資産」として機能する、つまり他の従来型資産の下落を引き起こすリスクによる影響を受けないと述べた。

●米中の貿易摩擦だけではない

 米中の貿易摩擦問題以外にも、16年に英国がEU離脱を決議した際もビットコインは上昇していた、とシルバート氏は語った。ギリシャがEUからの離脱を試みた際も同様だった。

 「過去5年間を見ると、『ブレグジット(Brexit)』が起こった際にビットコインは上昇している。『グレグジット(Grexit)』が起こった際にもビットコインは上昇した」。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.ccn.com/eu-elections-behind-bitcoin-price-rally-max-keiser

This story originally appeared on CCN.com.

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