オランダの詐欺師、BTCマイニング詐欺で計220万ドル騙し取る

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 オランダの日刊紙デ・ヘルダーランダーが、ビットコイン(BTC)マイニング投資詐欺を行った疑いでオランダ当局がバリー・ヴァン・モウリック容疑者を逮捕したと報じた。報道によると、この詐欺は17年から行われ、同容疑者は少なくとも200万ユーロ(224万ドル)を得ていたという。ヴァン・モウリック容疑者は、オランダのヘルダーラント州アーペルドールンで拘束された。

 同紙によると、ヴァン・モウリック容疑者はビットコインマイニング機器を販売していた2つの会社で経営幹部を務めていたという。同容疑者は、自身が投資家に代わってビットコインマイニング業務を行うという了解の下で投資家に対しマイニング機器を購入するよう求めていた。同容疑者は投資家に対し、毎月0.3ビットコインの利益を約束していた。これは22日現在の価格で約2382ドルに相当する。

 しかし投資家は約束の報酬も購入したマイニング機器も手に入れることができなかった。捜査の結果、このマイニング機器は一度も購入されていないことが判明した。ヴァン・モウリック容疑者は集めた資金を使ってギャンブル、旅行、高級車・バイクの購入といったぜいたくな生活を送っていたとされている。同容疑者の自宅と事務所は18年に強制捜査され、一部の資産は差し押さえられていた。

●初めてのビットコイン詐欺ではない

 オランダの詐欺対策機関であるFIODによると、ヴァン・モウリック容疑者の被害者は推定約100名だという。

 同容疑者が法律関係の問題を抱えたのはこれが初めてではない。18年2月にはアムステルダムの裁判所が同容疑者のビットコインマイニング企業コインズ・トレーディングの破産を宣告していた。

 この破産前、同社はヴァン・モウリック容疑者と同じ理由で告発されていた。テレグラーフは当時、コインズ・トレーディングはベルギーとオランダの投資家を誘いこみ、ビットコインマイニング機器に投資させたと報じていた。

●空約束でマイニング機器も、マイニングされたビットコインも存在しなかった

 投資家はマイニング機器も、マイニングされたビットコインも受け取れなかった。同紙によると、各投資家は約3000ユーロを出資していたという。一部の投資家は、ヴァン・モウリック容疑者に連絡を取ってもいつも言い訳をされたと説明した。中国のサプライヤーとの間に問題が生じた、共同経営者に騙された、目の緊急手術を受けていたなどと弁明していたという。

 ヴァン・モウリック容疑者はその後自身への告発を否定し、単なる「一部の顧客とのビジネス上の対立」だと語っていた。

 このオランダのビットコインマイニング詐欺は大規模ではあるが、5月に中国で報じられた同様の詐欺のほうが規模・複雑さ共に上回っている。8BTCによると、BC(ブロックチェーン)企業のリアンシン・テックが行った仮想通貨マイニング詐欺で、被害者は約3億ドルを失ったという。中国の警察は5月にこの詐欺を明らかにした。

●中国のファイルコイン(FIL)マイニング詐欺

 このマイニング機器販売詐欺は、特にファイルコインのマイニングを標的にしていた。この機器はリアンシン・テックの独自トークンであるカイ(CAI)もマイニング可能で、1台約840ドルのマイニング機器が30万台以上販売された。

 リアンシン・テックは、2カ月間で出資金を回収できるとして投資家を誘い込んでいた。当時、カイは1CAI=0.072ドルから0.20ドル、そして0.29ドルへ上昇していた。そのため多くの投資家が一攫千金を目指して何百台ものマイニング機器を購入した。

 カイを取り扱っていた交換所はリアンシン・テックの支配下にあり価格操作が行われていた事実を投資家は知らなかった。停電中もカイがマイニングされていることに投資家が気付き、詐欺が発覚した。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.ccn.com/dutch-crypto-conman-scams-dozens-in-2-2-million-bitcoin-mining-fraud

This story originally appeared on CCN.com.

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