ブロックストリームCEO、バイナンスの再編成はビットコインの損失と指摘

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 ブロックストリームCEOのアダム・バック氏は、バイナンスCEOのジャオ・チャンポン氏が提案したブロックの再編成によって、ビットコインに「地政学的な問題」が生じるだろうと語った。

●ビットコインは最終形であることを受け入れるべき

 バック氏は、ハッカーを罰したり、損害を受けたビットコイン(BTC)の対応のための手段として、チェーン再編成というアイディアがなぜひどいものであるかを説明した。

 「ビットコインが最終形であることを受け入れなければならない。基本的にはすべてのインフラが自動的に、トランザクションの消費や確定をただ継続するよう設定されているのだ。さらに、慣性と装置の多くは、ただ動き、トランザクションをマイニングするだけなので非常に困難だ。ソフトウェアは物事を元へ戻すように設計されていない。インフラも物事を元に戻すように設計されていない。元に戻そうとした場合、あらゆる副作用が起こり得る。その副作用は技術と経済の両方に影響するものだ。」

 「ゲームの理論では、何かを元に戻すことができれば、攻撃者は他のことができるようになる。元に戻すことを望まない場合も、別のことができる。他のコインでこれが起こり、結果として信頼性が大幅に損なわれたことがあるので、それが起こらないことを強く望んでいる。また、ビットコインの主な利点の1つであり、この種類のネットワークの最終状態を束ねる検閲抵抗に関して、損失を与えるといった先例を確立してしまう地政学的問題もあるのだ。」

●みんなは一人のために、一人はみんなのために

 バイナンスのCEOジャオ・チャンポン氏は、バイナンスが7000ビットコインの損失を受け、ビットコインの「再編成」というアイディアを提案したが、コミュニティからの批判が集中し、すぐに撤回した。チャンポン氏は、このアイディアは自分のオリジナルではないことを明らかにしたが、彼のチームはこれを考慮し、ジハン・ウーを含む潜在的陰謀者に接触していた。

 ビットコインチェーンの再編成は、当然ブロックチェーン(BC)を通じて行われてきた。このシステムは、再編成後のコンセンサスがある限り、それらを許容するよう設計されているが、コンセンサスがないと再編成が継続的になってしまう。ビットコインが常時混乱しているわけではない理由としては、ハッシュパワーを持つユーザーが同じルールを遵守し、多くのユーザーが自分のマイニングノードに同じビットコインの実装を使用しているためである。

 コア開発者のブライアン・ビショップ氏は、ある交換所とある泥棒がマイナーと本質的に戦って、好みのバージョンのBCを受け入れようとする潜在的なシナリオについて語った。

 バック氏が述べたように、当然のことながら、目的主導のビットコインチェーンの再編成に関連した経済の問題がある。彼が話す「損失」は、検閲抵抗と不変性のアイディアを超えて広がるだろう。

 人々は、ネットワークが実際どのように分散化されているのか、さらにそのようなロールバックが可能なシステムの中で、自分たちのコインは安全なのか疑問に思うだろう。当然そのような「先例」は、歴史上で浮上した他のコインが、最初にその機会を作るかもしれない。

 喜ばしいことに、ネットワークの信頼性を犠牲にして、影響力のある個々のアクターが自分の利益のために働く場合、何が起こるかはまだわからない。物事の壮大な計画では、バイナンスのハッキングは、他の主要なハッキングと比較するとかなり小規模である。かつて仮想通貨市場を揺るがし、圧倒的な勢いで初めて弱気市場を拡大させた、マウントゴックスの損失よりも約100倍小さいと、バック氏は指摘している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.ccn.com/sacrilegious-binance-reorg-would-erode-bitcoin-blockstream

This story originally appeared on CCN.com.

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