ノーベル経済学賞受賞者、仮想通貨を閉鎖しよう

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 仮想通貨界は伝統的な経済学者が勃興したての産業を避けることにほとんど慣れており、仮想通貨界にとって古いと考えられる意見を持っている学者などを「恐竜」と呼び楽しんでいる。そして、ノーベル経済学賞を受賞しているジョセフ・スティグリッツ氏もこの一団に加わり、匿名性と透明性の不足が違法活動を行っている悪者に新たな方法を与えるとして、仮想通貨は閉鎖されるべきだと述べた。

 現在米コロンビア大学で教鞭をとり元世界銀行のチーフ・エコノミストでもあるスティグリッツ氏はCNBCに対して、電子決済システムへと移行することはより良いマクロ経済管理のために非常に良いことだろうと語った。「リアルタイムで全ての情報を入手し、人々が何にお金を使用しているかが分かれば、FED(連邦準備制度)はずっと効率的に政策金利を設定できるだろう」とスティグリッツ氏は説明する。しかし、スティグリッツ氏は「仮想通貨は物事を透明性のあるプラットフォームから離し、暗黒なプラットフォームへと移動させるため」、仮想通貨が受けている注目に「非常に困惑している」と述べた。

 仮想通貨は資金洗浄における不動産の役割など世界が直面している問題の解決策にはなり得ず、米ドルの性能は十分である、とスティグリッツ氏は主張する。「私達は非常に優れた通貨を有しており、米ドルの運営はこれまで非常に安定している。仮想通貨に頼る理由は全くない。経済学の通常の授業では優れた通貨の属性について話すが、米ドルはそのような属性の全てを有しており、仮想通貨は反対にそのような属性を有していない。私は、実のところ、仮想通貨を閉鎖すべきだと考えている」という結論をスティグリッツ氏は下す。

 スティグリッツ氏は仮想通貨への軽蔑を公に表現する唯一の「恐竜」ではない。ビジネスインサイダーによれば、米国の多国籍コングロマリット企業であるバークシャー・ハサウェイの副会長、チャーリー・マンガー氏は幸福な昼のミーティングで仮想通貨投資家が何をしているのか発見したと主張し、同社の年次株主総会で「彼らはイスカリオテのユダの生涯を祝福している」と述べた。どうやらマンガー氏は彼の社会的地位が「新たなレベル」に至ったことで、ある投資家グループに上述のようなミーティングに招待されたようであり、マンガー氏はその誘いを断ったようだ。その辞退の理由がマンガー氏のイスカリオテのユダに対する嫌悪なのか、それとも仮想通貨への嫌悪なのか、マンガー氏は明らかにしていない。

 マンガー氏の投資パートナーであり、世界で最も成功している投資家の1人であるウォーレン・バフェット氏も同社の年次株主総会で、ビットコイン(BTC)は「ギャンブルの道具」であり「CNBCによれば、ビットコインに関して多くの詐欺があった。ビットコインが無くなったことが何回かあり、多くの損失が生まれた」と述べた。バフェット氏はさらに、ビットコインを彼の着ているジャケットのボタンに例えることまでした。「ここでボタンを取る。そこで私が手にしているのは小さなトークンだ。これをあなたに1000ドルで提供し、今日の終わりまでにそれを2000ドルまで上げられるか試してみよう。しかし、このボタンの利用法は1つであり、それはとても限られたものだ」とバフェット氏は語った。

 しかし、仮想通貨に否定的な意見を有していたものの考え方を180度変えた人物も存在する。著名な経済史専門家のニーアル・ファーガソン氏がその1人だ。19年3月に開催されたオーストラリアン・フィナンシャル・レビュー・ビジネスサミットにおいて、ファーガソン氏はビットコインは「完全な妄想である」という以前の考えは間違いであったと述べた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://cryptonews.com/news/let-s-shut-down-cryptocurrencies-says-nobel-prize-winner-3811.htm

This story originally appeared on cryptonews.com.

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