NYSE親会社、バックト立ち上げに先立ちBTCを安値で取得

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 18年のビットコイン(BTC)の弱気相場は多くの仮想通貨愛好家にとって災難だったが、大きな期待が寄せられている仮想通貨取引プラットフォームのバックトにとっては幸運だった。これは、NYSE(ニューヨーク証券取引所)の会長でバックトの親会社ICE(インターコンチネンタル取引所)のCEO(最高経営責任者)であるジェフリー・シュプレッヒャー氏の見解だ。

 シュプレッヒャー氏が率いるICEは、マイクロソフト、スターバックス、BCGと共にバックトへ出資している。バックトのCEOはシュプレッヒャー氏の妻であるケリー・レフラー氏だ。

●シュプレッヒャー氏:ビットコインの冬はバックトにとって好都合だった

 シュプレッヒャー氏は仮想通貨の冬を肯定的に捉えようとし、バックトはこれにより比較的安値でビットコインを購入しプラットフォームを構築する時間を確保できたと語った。

 シュプレッヒャー氏はアナリストとの通話で「仮想通貨業界が冬と呼ばれる状況に陥ったことで、本当に助けられた」「これにより、立ち上げスケジュールのプレッシャーから多少解放された」と語った。

 機関投資家向けのビットコイン先物取引を支援するバックトは、近くサービスを開始すると18年8月に発表し、仮想通貨コミュニティを驚かせた。

 バックトは、市場操作と詐欺が行われないよう設計された手法で、CFTC(米商品先物取引委員会)によって商品として規制されているビットコインの価格とカストディを提供する。

●バックトのサービス開始は複数回延期

 バックトは19年1月にサービスを開始すると見られていたが、規制が遅れる中で何度も延期している。現在、この新プラットフォームのサービス開始日は定まっていない。

 肯定的な側面としては、ジェフリー・シュプレッヒャー氏はこの遅れによってバックトは新たな人材を採用し重要な買収を実施できたと語っている。

 「我々は実際に多数の異なる企業を検討し、市場が過熱していれば手に入らなかった企業を今週(4月29日)買収した」。

 バックトは4月29日に仮想通貨カストディ企業のデジタル・アセット・カストディを買収した。その金額は公表されていない。この買収は、バックトが自社の仮想通貨商品について規制当局からの承認を得るための取り組みの一環として行われた。

●シュプレッヒャー氏:ビットコインは不況を乗り切る

 18年の仮想通貨市場はビットコインの急落、大量のレイオフ、ビットコイン支持者の業界からの離脱によって混乱状態だった。

 こうした逆境にもかかわらず、シュプレッヒャー氏は仮想通貨の未来について強気なままだ。

 シュプレッヒャー氏は最近の低迷にもかかわらず、デジタル資産の未来は明るいと自信を見せている。同氏は18年11月に「答えは明らかにイエス(仮想通貨は生き残る)」と語っている。

 シュプレッヒャー氏はさらに、ビットコインは他の全ての仮想通貨を測る尺度であり、それは変わることがないと述べた。

 「ともかくビットコインは困難な状況にありそれを生き抜いている。より優れているとも言える何千ものトークンが他にあるが、それでもビットコインは生き抜き、繁栄し、注目を集め続けている」。

●ジェフ・シュプレッヒャー氏:バックトは「ムーンショット・ベット」

 シュプレッヒャー氏は19年2月に自身の強気の姿勢を強め、NYSEの親会社であるICEにとって、バックトは「ムーンショット・ベット(月ロケット打ち上げのように壮大な賭け)」だと述べた。

 「これはちょっとしたムーンショット・ベットであり、ICEが通常事業を行う方法と全く異なる形で編成されている」。

 「バックトには独自のオフィスがあり、独自の経営陣がいる。彼らは19年内にサービス開始予定のインフラ構築を進めている」とした。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.ccn.com/nyse-owner-buying-up-bitcoin-cheap-prices-bakkt-launch

This story originally appeared on CCN.com.

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