ビットコインが際立った上昇、5600ドル超えへ

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 ビットコイン(BTC)はここ1週間、対ドルで1BTC=5220ドルから5600ドルへ約7.3%上昇し、19年の高値を更新した。

 一般的にはこのビットコインの上昇はテクニカルによるものだと考えられているが、米国のビットコイン先物市場における想定を超えた取引高の増加がビットコインの上昇を引き起こしたと見る向きもある。

 興味深いことに、世界市場における市場価値で上位10種類の仮想通貨の中で、直近24時間ではビットコインのみが対ドルで上昇している。これは、独立した値動きを伴った市場の成熟を示している。

●ビットコインと仮想通貨市場の独立した値動きはプラスの指標

 マルチコイン・キャピタルのゼネラルパートナーであるビニー・リンガム氏は19年、4200ドルから5000ドルへのビットコインの最初の20%急騰を受け、独立した値動きが欠如しているため、仮想通貨の反騰は持続しない可能性が高いと発言した。

 同氏は次のように述べていた。

 「多くの人々は仮想通貨の冬が終わったと考えている。この件について私の忌憚のない意見の一部をここに示す。チャートとテクニカルは置いておくとして、ビットコインと他の様々な暗号資産がまだ連動しているという理由から、私はこの反騰が持続可能ではないと考えている。」

 ここ数週間では、主要仮想通貨と時価総額の小さなトークンの両者で、ある程度連動が無くなり始めており、ビットコインの値動きとの相関が減少している。

 例えば、ビットコインは24日に1.13%の小幅高で、5500ドル越えの勢いを保った。

 しかし、イーサリアム(ETH)ビットコインキャッシュ(BCH)、XRP(XRP)、イオス(EOS)、ライトコイン(LTC)、バイナンスコイン(BNB)といった多くの仮想通貨は2‐8%下落した。

 「従って、仮にビットコインのネットワーク効果や価値の保存に関する理論が値上がりを引き起こしても、今のところはファンダメンタルズではなく市場心理に基づいた市場が作り出されている。そのため現時点では実際問題として、どんな形でもビットコインのファンダメンタルズが改善すれば、他の仮想通貨が勢いを得ている」とリンガム氏は説明し、上昇を持続可能にするにはビットコインとの連動が無くなる必要があると付け加えた。

 市場の取引高が回復し、一部の投資家はビットコインへのヘッジによってリスクの高い選択肢から利益を得始めているので、市場は今後数週間のうちに安定化の兆候を示す可能性が高い。

 「恐らくは、資産価値とビットコインとの連動が無くなること(つまりビットコインが堅調なら他のネットワークが軟調になる、あるいはその逆)が、持続可能な上昇開始の重要な指標だ。それ以外は単なる投機の再来だ」と同氏は付け加えた。

 現在のところ、テクニカルアナリストは6000ドルがビットコインにとって重要な水準だと予想しており、ここを超えると新たな上昇が始まる可能性がある。

●ファンダメンタル要因

 シェイプシフトのエリック・ボーヒーズCEO(最高経営責任者)が示唆している通り、ビットコインの日間取引高は09年以来増加している。

 ビットコインの取引高は17年末の大規模な強気相場の崩壊時に落ち込んだが、18年1月から19年4月にかけて大きく回復した。

 様々なファンダメンタル要因による裏付けと、ビットワイズ・アセット・マネジメントが導入した方法論を使い算出された「リアル10」取引高でみると、ビットコイン市場の取引高が3月から2倍近く増加していることで、この取引高が維持されている間は中期的な上昇が見込まれる。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.ccn.com/bitcoin-soaring-5600-while-others-fall-crucial-sign-maturity

This story originally appeared on CCN.com.

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