戦争で荒廃したアフガニスタン、ビットコインによる経済復興目指す

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 戦争によって荒廃し、埃と泥を残された国が尊厳を取り戻し復活することを狙っている。そして、そのためにこの国はビットコイン(BTC)を利用する予定である。

 最近のIMF(国際通貨基金)の春季会合でアフガニスタンは同国のインフラプロジェクトのために58億ドル分の国債を発行すると述べた。アフガニスタン中央銀行総裁のハリル・セディク氏はアジア・タイムズに対して、ほとんど利用されていない同国の300万ドル相当のリチウムとビットコインを紐づけることを考えていると語った。最終的に、BC(ブロックチェーン)上で投資家に発行されることができ、デジタル署名された国債になるとしている。

●30年の混乱にビットコインで立ち向かう

 この発表までの過去30年間、アフガニスタンは経済的混乱を経験している。始まりは1970年代に起こった、当時のムハンマド・ダーウード・ハーン大統領の殺害に繋がる政治クーデターであった。この緊張状態がソ連にアフガニスタン侵攻のチャンスを与えた。1980年代後半までに、アフガニスタンはソ連と米国の権力争いの被害者となった。

 ソ連が1989年に敗戦したことで、米国はアフガニスタンを当時の同盟パートナーであったタリバンの手に委ねた。タリバンはアフガニスタンを石器時代のような国にするためにあらゆることを行った。その後、タリバンは、衝撃を与えた9月11日のアメリカ同時多発テロ事件の黒幕となった。これにより、米国政府はすでにぼろぼろであったアフガニスタンにおいて、最も長く続く紛争の1つをタリバンに対して開始した。この紛争は現在18年目に突入している。

 このような継続的な混乱はアフガニスタンから潜在的な経済的機会を奪った。資本、労働力、インフラ、貿易、交通手段を失ったことで1980年代にアフガニスタンのGDP(国内総生産)は大きく減少。アフガニスタンの25パーセントの人口は失業中で極貧生活を送っている。

 IMFは17年11月21日に公表したレポートの中で、アフガニスタンの対外債務が危機的に高いと述べた。このレポートによって、多額の財政、貿易赤字を前に、アフガニスタンの債務の維持力がGDPの39パーセントを占める援助に大きく依存していることが明らかになった。このレポートの中で以下のように述べられている。

 「援助の少しを借金に置き換えるだけでも、持続不可能な負債の負担にすぐ繋がるだろう」

 その結果、世界銀行はアフガニスタンの譲許的借入(普通よりも低い金利で提供されるローン)以外のローン利用を厳しく制限した。結果、アフガニスタンが鉱山、農業プロジェクトを始めるもしくは維持することを非常に難しくした。

●希望

 セディク氏は革新的な金融手段であるビットコインはアフガニスタンが国際市場にアクセスする方法を与えてくれると考えている。彼は米テスラなどの企業の存在により、国際市場でリチウムへの需要が非常に多くあると再び主張した。セディク氏はビットコインによって世界中の投資家がアフガニスタンに豊富に埋蔵する鉱物を利用することが可能になると述べた。

 クリスティーヌ・ラガルドIMF専務理事はアフガニスタンの今回の動きを支持したが、BC上での国債発行はまずサンドボックス制度などの環境を利用するべきだと提案した。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.ccn.com/afghanistan-a-war-torn-country-hopes-to-revive-its-economy-with-bitcoin

This story originally appeared on CCN.com.

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