カナダのある町、固定資産税にBTC利用でコスト大幅減

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 カナダのある町の町長が固定資産税の支払いにビットコイン(BTC)を利用したことで取引コストが大幅に下がったと述べている。

 「クレジットカードではなくビットコインを利用する利点は取引コストを大幅に節約できるということです」とカナダのオンタリオ州にあるイニスフィルの町長、リン・ドリン氏はデイ6に述べた。

 イニスフィルはカナダで固定資産税を払うのに住民にビットコインの利用を認めた初の自治体だ。トロントに拠点を置く仮想通貨企業のコインベリー・ペイと共に行う1年間の試験プログラムの一部である。

●イニスフィルはテクノロジー・ハブを目指す

 この試験プログラムは今週正式に発足する。ドリン町長がこの仮想通貨プロジェクトを行う理由は、3万6000人が住む湖畔の町に起業家を引き付けることで、いつの日かテクノロジー・ハブを形成したいと考えているからである。

 「私達のコミュニティ内での経済発展ということも含めて経済的な機会がもたらされるでしょう」

 ドリン氏は、ビットコインがまだ萌芽期で規制されていない産業であるために、これまでスキャンダルに見舞われていることを承知しているとし、それでもその評価には慎重であるとも述べた。

 「私達は新たなことを試すことを恐れないという評判を少しだが築いてきました」

 「慎重でなくてはなりません。納税者のお金を責任を持って扱う義務があります。従って、もちろん納税者にいかなるリスクも与えたくありません」

 イニスフィルはテクノロジー投資家を誘致するためにビットコインに友好的になった世界中でますます増える地方自治体の1つになる。

●コロラド州もビットコイン起業家を求める

 CCNが報じたように、米コロラド州の知事でビットコイン支持を自認しているジャレッド・ポリス氏は19年3月にデジタル・トークン法を成立させ、仮想通貨をある一定の条件の下で州の証券法の適用外とした。

 デジタル・トークン法は8月に施行される。この法律は起業家がBC(ブロックチェーン)ビジネスもしくは仮想通貨を中心としたビジネスを開始することを容易にすることでコロラド州をテクノロジー・ハブにすることを目指す動きの一部である。

 コロラド州の議員はこれにより新たな職が生まれ、ベンチャーキャピタリスト、開発者、投資家を集めることでコロラド州の経済に良い影響が生まれることを願っている。

●ビットコインの普及が遅いのはなぜか

 ビットコインが一般的に普及するスピードはこれまで遅く、これは主に仮想通貨業界を汚す多くの詐欺師の存在と多くの人が仮想通貨についてあまり知らないことが理由である。

 熱心な仮想通貨支持者でさえも一般的にビットコインが普及するにはしばらく時間がかかると考えている。

 ライトニングネットワーク・ウォレットのザップを作ったジャック・モラー氏によれば、大規模な普及を妨げる社会の精神的側面によりビットコインが一般的に普及するには時間がかかる。

 モラー氏はビットコイン受容へのためらいは技術的な障害というよりはビットコインに対する大衆の否定的な認識に関係している。

 「人々とビットコインの関係、そしてビットコインそのものに関して取り除かれるべき深刻な精神的バリアーが存在します。人々はビットコインを非常に便利な物とは見ていません。彼らはビットコインを非常に投機的であると考えています」

 しかし、モラー氏はSEC(米証券取引委員会)によって規制に関する不明瞭な部分が無くなれば消費者の不安は減るだろうと述べている。

●専門家によればより充実した教育が普及を促進する

 ライトニング・パワー・ユーザーズの創業者、ピエール・リチャード氏は仮想通貨が一般的に普及するには時間と教育が大事であると述べる。

 「人々は仮想通貨を理解しませんでした。なぜ価値があるのかを理解しませんでした。使い方を理解しませんでした。今よりずっと充実した教育が必要なだけなのです」

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.ccn.com/bitcoin-transaction-costs-so-much-cheaper-canadian-mayor

This story originally appeared on CCN.com.

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