IBMのBC部門トップ、同社をBC技術の「リーダー」と

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 IBMのBC(ブロックチェーン)部門を率いるジェシー・ルンド氏はIBMがBC技術のリーダーであると主張する。

 最近のインタビューの中でルンド氏は以下のように述べた。

 「過去3年間にBC技術のリーダーとしてIBMが行ってきたことは安全性と信頼性を加えることです」

●IBMとステラ・ルーメンの提携はxRapidと競合する

 ルンド氏は取引の為に一部でステラ・ルーメンを使用しているIBMの国際送金ソリューションについて、そして世界で最も古いテクノロジー企業の1つである同社がどのようにして送金分野を改革しようとしているのかについて述べた。IBMによって開発中のソリューションはリップルのxRAPIDと普及を争うことになるが、国際的に調和のとれたシステムを作るためにはこれら全ての製品が共に上手く機能しなくてはならない。

 ルンド氏は以下のように説明した。

 「私達は電子的に貨幣価値を保管でき、その貨幣価値をリアルタイムで世界中に移動できるという新たな考え方に基づいて開発しています。私の意見では今日の国際送金における問題、つまりそれが非効率的である理由は、銀行のコミュニケーション用のネットワークが資金移動用のネットワークと別れていることにあります。これらのネットワークは独立しており、最終的に多くの連携、調整が必要となります。これにより私達が摩擦と呼ぶものが生まれます。支払データと共に移動することができるデジタルな価値保存手段により、全体のプロセスをずっとスムーズに、そしてより点と点を繋いだものにできます」。

 また、ルンド氏は国際決済に使用されているSWIFTやその他の銀行ネットワークにどのような影響があるかについても語った。ルンド氏は以下のように述べた。

 「SWIFTとは金融メッセージ・プラットフォームです。私達が提供するのはSWIFTのようなメッセージ・プラットフォームです。SWIFTが最終的に開発した規格を用いています。SWIFTから生まれたISO規格は本質的に私達のプラットフォームの一部です。IBMは銀行が顧客にサービスを提供する方法の最適化をお手伝いします」。

 IBMのBC部門はBCが果たすことのできる役割を知るためにいくつかの業種を探っている。サプライチェーンでの追跡や資金移動など様々な分野を試している。IBMはハードウェア事業を数年前に売却して以降、焦点を知的財産に移している。

●IBMがBCのリーダー?

 BCの誕生は時代についていくためのIBMの努力に新たな命を吹き込んだように見える。

 5年前にはIBMが自らをBC技術のリーダーと呼ぶことを予想した者は仮想通貨業界の中にはほとんどいなかっただろう。実際、IBMのこの主張は疑わしい。これまでのところ、IBMはほとんど革新性をもたらしていない。というよりも、IBMは同社の製品の基となっているBC製品を開発してきた暗号分野の大物の肩の上に乗っかっていると言える。

 このIBMの主張はマイクロソフトやグーグルが自らをハードウェア開発のリーダーと呼んでいることと少し似ている。この2社はいくつかハードウェア製品を有しているが、リーダーという肩書はファーウェイやサムスン電子のものだ。議論の余地はあるが、本当の「BC技術のリーダー」はオープンソースソフトウェアを開発し、数百のプロジェクトに貢献している異質な人々の集団である。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.ccn.com/ibm-crypto-chief-calls-company-the-leader-in-blockchain-technology

This story originally appeared on CCN.com.

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