米スクエアなど対象のブロックチェーンETF、ロンドン証取に誕生

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 米インベスコと英デジタル資産投資企業であるエルウッドがロンドン証券取引所にBC(ブロックチェーン)に焦点を当てたETFを立ち上げたことを11日に発表した。このETFはBC産業に繋がりを有する48企業を取り上げており、その中には直接ビットコイン(BTC)、そして仮想通貨産業に関わるスクエアなどの企業も含まれている。

●英国でのBC版ETF立ち上げのためインベスコとエルウッドが協力

 このETFは正式には「インベスコ エルウッド グローバル ブロックチェーン UCITS ETF」と呼ばれる。その目的はBC産業から実際に利益を上げる企業群への投資機会を与えることである。今回の発表を受けて、なるべく早く株式市場を通して仮想通貨企業に直接投資を行いたい人々は少しがっかりしたかもしれない。

 エルウッドの事業開発部門のトップを務めるケビン・ビアズリー氏はリリースの中で以下のように述べた。

 「対象となっている企業は、新たに出現してきているBC関連の機会を上手く利用できる資産を有しています。しかし、最終的に自然な流れとして、技術の普及とともに、BC関連の利益にもっと深く直接関わっている企業へと比重を変えていくことを考えています」。

 ロンドンでの立ち上げにも関わらず、対象企業の39パーセントは米国企業である。これらの中にはオーバーストック、スクエア、そしてベリゾンが含まれている。いくつかの大企業も含まれており、例えば、仮想通貨ウォレットを扱うギャラクシーS10を製造する韓国のサムスンなどがある。ドイツの指数提供企業であるソラクティブが指数の算出を行う。仮想通貨産業の勢い低下を売り上げ低迷の1つの原因として挙げている半導体製造TSMCも対象企業に含まれている。年間の手数料は1パーセント以下だ。

 対象企業のほとんどの企業は純粋なBC企業とは言えない。オーバーストックのパトリック・バーンCEO(最高経営責任者)が長く仮想通貨と同社の子会社であるメディック・ベンチャーズを支持していることを考慮すると、オーバーストックが唯一の「純粋なBC企業」と言えるだろう。

 スクエアはビットコイン売買を同社のキャッシュAppを通して提供しているが、まだ完全にBC産業に足を踏み入れたわけではない。

 ナスダック、マイクロソフト、サムスン電子、アップルなどの企業はようやく最近になって初めてBC産業に参入した。モルガン・クリーク・デジタルによって提供されるプライベート・ファンドなどがBC専門事業への投資機会を得る最も良い方法だろう。

 このETFのティッカーであるBCHNは他の仮想通貨ティッカーであるGBTCなどと並んで見ることができる。ロンドン証券取引所はまだこのティッカーについて多くの情報は載せていない。しかし、初期の値段は40ドルのようである。発行口数は50万であり、合計価値は2000万ドルとなる。

 今回のETFは対象企業が広く興味深い。中国アルミニウムに加えて、鉱業・資源分野の主要な企業であるブラジルのリオ・ティントまでもが対象企業の中に含まれている。これはBCが多くの産業に影響を有していることの証拠とも言える。次に来る仮想通貨ブームはより広範な経済に影響をあたえるのだろうか?

●米投資家はビットコインETFの誕生を願っている

 米国でビットコインETFが誕生するかどうかはまだほとんど未知数だ。ビットコインETFではビットコイン自体の価値が大きな役割を果たすだろう。SEC(米証券取引委員会)は仮想通貨市場のを動かす力の正当性について疑問を呈している。多くの投資家はビットコインETFが誕生すれば、一気にビットコインが普及すると考えている。

 もちろん、ビットコインETFの誕生はビットコインを日常生活で使用するような一般市民に直接の影響は与えないだろう。ビットコイン産業の人々は、一般的にビットコインが普及するためには利便性を向上しなければいけないと考えているが、現在その課題に集中的に取り組んでいる人々もいる。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.ccn.com/bitcoin-friendly-square-headlines-london-stock-exchanges-blockchain-etf

This story originally appeared on CCN.com.

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