交換所大手コイン、巨額取引無効は不当との判決

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 シンガポール国際商事裁判所は仮想通貨交換所のコイン(Quoine)が仮想通貨市場の流動性プロバイダーであるB2C2社が2年前に行った合計3092ビットコイン(BTC)分の取引を無効にしたことは不当だとする判決を下した。

 19年3月13日に同裁判所が出した判決では、17年4月に異常なレートで行われた取引を無効にしたことによりコインは契約と信頼を損ねた、とした。

 B2C2は、1イーサリアム(ETH)=10BTCという、当時の標準的なレートであった1ETH=0.04BTCのおよそ250倍ものレートで7回取引を行った。

 これらの取引はコイン社によって自動で承認され309ETHがB2C2のアカウントから支払われた。しかし翌日異常なレートであったことを発見したコインは7つの取引を無効にし、双方の残高を取引前の状態に戻した。

 17年8月、B2C2はコインを提訴。3092BTC(19年3月現在、およそ1200万ドル相当)の返還を要求した。

 B2C2は「コインは一度行われた取引を一方的に無効にする権利を有していない」と主張している。

 裁判所はB2C2に味方する判決を下したが、コインに3092BTCの返還は命じていない。これは、BTC価格が17年4月の1BTC=1300ドルに比べて19年3月現在3850ドルと割高になっている為だとした。

 「代わりに、もしこの決定に原告(B2C2)が同意しない場合、原告の受けた損失を評価し、損失分の補填が行われる」と同裁判所は述べた。

 この判決はシンガポール国際商事裁判所が仮想通貨を財産として認めることを表明してから初めての、仮想通貨に関する判決である。

 判決を受けてコインは、結果に失望している、との声明を出した。

 コインのCEOマイク・カヤモリ氏は「我々は判決を鑑み、控訴などの選択肢も考慮したい」と述べた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.coindesk.com/court-rules-quoine-exchange-liable-for-reversing-bitcoin-trades-worth-millions

This story originally appeared on CoinDesk, the global leader in blockchain technology news and publisher of the Bitcoin Price Index.

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