FRB、BTC市場崩壊をストレステストのシナリオへ追加か

38011953_s.jpg

 FRB(米連邦準備制度理事会)は近いうちに、ストレステストを実施する際に考慮するリスクの中に仮想通貨市場の崩壊を含める可能性がある。

 FRBは28日にストレステストのシナリオ設計枠組みに関する政策文書の改正を発表し、「ビットコイン(BTC)市場の崩壊」も「突出した」市場リスクの1つとして考慮される可能性があると述べた。

 上述の政策文書によれば、仮想通貨に関する修正案はある1人の発言によって議題に上がり、その発言者は仮想通貨は北朝鮮との戦争や投資家の不適切な行為による大きな損失などの「極度のショック」の1つとして考慮されるべきであると提案した。

 FRBは突出した市場リスクをシナリオに組み入れることでストレステストを「十分に動学的」にすることを目指していると述べる。そのようなリスクはストレステスト誕生時より組み込まれてきており、最近では特に石油価格ショックやユーロエリアでの深刻な不況などが組み込まれた。

 「必要であればいつでもFRBは突出していると考えるリスクを組み入れることでシナリオを強化していきます」とFRBは説明している。

 ストレステストはドッド・フランク法とFRBが定めたストレステストのルールに従って年に1回FRBによって行われる。

 FRBはストレステスト実施の理由について以下のように述べている。

 「ドッド・フランク法によるストレステストの目的は企業の経営陣、取締役会、公民、監視当局にフォワードルッキングな情報を与え、財政面でストレスのかかった状況が大手銀行機関が債権者や取引相手への義務を果たしながら、そして貸し付けを続けながら、損失を吸収する能力にどのように影響するのか判断するのを助けることです。」

 FRBは「ベースライン」、「悪化」、「最悪」の3つのシナリオを定めており、それぞれのシナリオの下で特に企業のバランシート、リスクアセット、純利益、ストレス後の資本水準、自己資本比率などを予測する。

 28日に提案されたストレステストへの改正で承諾されたものは全て4月1日より実行される。

 他に含まれそうな改正としては、特定の経済状況の下における失業率4パーセント以下の追加、名目住宅価格下落の追加がある。どちらも「最悪」シナリオに関するものである。

 今回の改正の前には、FSB(金融安定理事会)の新たなトップでありFRBの銀行監督担当副議長でもあるランダル・クオールズ氏の発言があった。

 クオールズ氏は2月に「これは簡単ではありません。暗号資産の登場などといった発達はいかなる枠組みにも課題を突き付けます。しかし、だからこそ、しっかりとした枠組みという目的がより一層重要なものとなるのです」と述べていた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.coindesk.com/federal-reserve-may-add-bitcoin-crash-to-stress-test-scenarios

This story originally appeared on CoinDesk, the global leader in blockchain technology news and publisher of the Bitcoin Price Index.

ランキングページ
ビットコイン詳細ページ
イーサ詳細ページ
XRP詳細ページ
ICOレーティングについて