イギリスのリハビリ施設、BTC依存症を治療

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 スコットランドにあるリハビリ施設、キャッスル・クレイグ病院はアルコール依存症など、中毒者のための施設である。最近では、同施設はビットコイン(BTC)依存症の治療も開始した。

●キャッスル・クレイグ病院はビットコイン依存症も治療

 マザーボードというサイトのドキュメンタリー動画によれば、上述のビットコイン依存症プログラムは始まってから1年間経っている。動画の中で特集されていた患者はビットコインニュースやビットコイン取引への依存症がアルコールなど他の依存症にもつながったと述べる。

 「もし依存症になりやすいのであれば、ビットコインはすぐにあなたを捉え、逃さないだろう。そしてあなたの人生を壊す」とキャッスル・クレイグ病院のセラピストであるトニー・マリーニ氏は述べる。

 マリーニ氏はキャッスル・クレイグ病院は仮想通貨の中毒性を理解した最初のリハビリ施設であると述べる。もし少しの間でも仮想通貨に関わったことがあるのであれば、マリーニ氏の述べていることは理解しやすいであろう。たまたま仮想通貨を保有した人でさえ仮想通貨価格に関するニュースを見ずにはいられないものだ。

●もともと依存症の人はより仮想通貨依存症になりやすい

 上述のドキュメンタリー動画はマークという名前の患者を特集している。マーク氏によれば彼は13歳の時よりギャンブル依存症であった。マーク氏は彼の父と共によくパブでプールゲームの賭けをしていた。「勝敗は重要ではなかった」とマーク氏は述べる。リスクを取る際の「興奮」が中毒となったのだ。マーク氏はダークウェブを通してビットコインを知ったという。

 ダークウェブの使用を辞めた時、マーク氏は約9000ドル相当のビットコインを有していた。その後、マーク氏はしばらくビットコインを利用しなかった。しかし、価格が上昇し始めた時、マーク氏は自身のビットコインが200万オーストラリアドル以上あることに気付いた。この時マーク氏のギャンブル依存症がまた始まった。他の多くの人と同様に、マーク氏は仮想通貨バブルを捉え、空売りを仕掛けた。大きな空売りである。

 マーク氏は空売りによりさらに50万オーストラリアドルを儲けたと主張している。強気相場の高まりの中で、マーク氏は17年11月の終わりから12月にかけてほとんど睡眠をとることができなかった。その結果、妻と子供をほったらかしにしていたとマーク氏は述べる。ビットコインが約1万4000ドルで取引を終えた17年のクリスマスの日にマーク氏は緊急治療室に向かった。彼は現実との接点を失ったと思ったのだ。

 マーク氏はビットコイン依存症が彼が既に過去に経験してる依存症の「山」の1つにすぎないことを認めている。依存症へのかかりやすさは重要な意味を持つのだ。

 何かに積極的に興味を持つことだけで依存症にはならない。1日にインターネットを12時間以上使用する人の数は10年前よりも増えているはずだ。当時なら1日12時間以上の使用は明らかな依存症と考えられただろう。今ではインターネットはどこにでもあり、インターネットを使用しないことは、インターネットを長時間使用することよりも奇妙に思われる。

 仮想通貨はインターネットほどの普遍性を有しているとは決して言えない。従って、マーク氏が仮想通貨に費やした時間を考えると、マーク氏は仮想通貨依存症であると考えて問題ない。もし儲けた金額を考慮するのであれば、成功した依存症者である。しかし、マーク氏は仮想通貨依存症によって生活が破壊されたと悟り、自ら意識的に助けを求めるようになった。

 マリーニ氏は変動の多い仮想通貨市場の持つ中毒性について語っている。マリーニ氏は極度の変動性は人間の脳にあるドーパミンを刺激すると述べる。多くのリハビリ施設のセラピストと同様に、マリーニ氏は依存症の定義についてずっと保守的な考えを有している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.ccn.com/uk-rehab-center-treats-bitcoin-addicts

This story originally appeared on CCN.com.

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