シグネチャー・バンク、バミューダの仮想通貨企業に銀行サービス提供へ

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 バミューダ諸島のスタートアップがこれからはニューヨークに銀行口座を開くことができるようになる。

 28日に公表されたプレスリリースの中でバミューダ政府はニューヨークに拠点を置くシグネチャー・バンクと提携することを発表した。このプレスリリースによれば、この提携によりバミューダにあるフィンテック企業が米国の銀行サービスを利用することが可能になる。

 バミューダ政府によれば、バミューダでライセンスを受けている企業はシグネチャーバンクにサービスの申請を申し込み始めることができる。

●銀行に対して仮想通貨の正当性を主張する試み

 今回の提携発表は銀行と仮想通貨スタートアップの間の何年にも及ぶ愛憎関係に続くものである。10年前のビットコイン誕生を受けて、仮想通貨企業との提携を承諾する大手銀行は多くなかった。多くの場合、それは主に仮想通貨産業が規制を受けておらず、不確かな法的地位にあったことが理由であった。同時に、ライセンスを受け強力な支持者を持つ仮想通貨企業は独自に銀行サービスを受けることが可能であった。

 それでも、バミューダのデービッド・バート首相は、銀行は今でも設立してから間もないスタートアップ、特にビットコインなどのデジタル資産取引を扱っているスタートアップに関してリスクを取ることに消極的であったと述べている。バート氏は、仮想通貨とフィンテックビジネスを正当化するために行った1999年銀行・預金会社法の改正など、バミューダが仮想通貨産業の安定した規制づくりに貢献していると主張する。

 上述の銀行法改正により、バミューダでは66ものフィンテック企業がライセンスを受けるに至った。バート氏によれば、これは成功した試みであり、シグネチャーバンクに規制面における確実性を与えた。

 「シグネチャーバンクの支持は、現代テクノロジーが規制の強い金融業界に応用される中で、バミューダが世界中の商業のデジタル化を加速する事において競争力を有していることを示しています。」

●仮想通貨に好意的な銀行

 バミューダの仮想通貨産業を承認したシグネチャーバンクは仮想通貨技術に融和的な銀行でもある。シグネチャーバンクは、取引にステーブルコインを用いるイーサリアムを利用した決済プラットフォーム、シグネットを立ち上げたことで有名だ。興味深いことに、シグネチャーバンクはステーブルコインを利用した決済プロジェクトを開始した最初の商業銀行であった。これは2月にJPモルガンがJPMコインを大々的に立ち上げたのよりも前である。

 「19年の初めに立ち上げてから、私達のBC(ブロックチェーン)を利用したシグネットを複数のクライエントが使用してきています。彼らはシグネットを用いて、お互いに1日24時間、年中無休で何百万ドルもの送金を行っています」とシグネチャーバンクのジョセフ・デパオロ社長兼CEO(最高経営責任者)は述べた。「現在、取引額は何百万ドルの日もあれば、何千万ドルの日もあるといった具合です。シグネットのクライエント数は3桁です」とデパオロ氏は続けた。

 同時に、デパオロ氏はバミューダの仮想通貨スタートアップに対して、従来の企業が利用できる全てのサービスを提供すると主張した。これには預金口座や法人デビットカードなどが含まれる。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.ccn.com/new-york-bank-accounts-bermuda-crypto-startups

This story originally appeared on CCN.com.

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