大手資産運用フィデリティ、ビットコインのライトニング・トーチ受け取る

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 ジャック・ドーシー氏やビットコイン(BTC)界隈の多数の著名人に手渡されて来たライトニングネットワーク・トーチ(リレー形式で受け取った金額に1万サトシ、日本で約40円を追加し、次に受けたい人に送金するイベント)が、伝統的な金融部門にたどり着いた。仮想通貨取引プラットフォームの完成を間近に控えるフィデリティ・デジタル・アセッツが、週末にかけてこのトーチを受け取った。

 フォーブスによると、同社は米国で第17位の規模を誇る企業で、最高の事業者の1つだという。同社は(他の多数の企業と共に)17年末頃に仮想通貨を調査し始め、18年初頭にデジタル資産部門の立ち上げを発表した。

LNTrustChainの金額が100ドル超えに

 LNTrustChainとは、ライトニングネットワークによってビットコインでの少額取引が可能になったことを示す運動だ。現在の所、このトーチの金額はまだ1000ドルに満たない。この運動は@hodlonautのちょっとしたジョークから始まった。

 ビットコインキャッシュ(BCH)の開発者であるアモーリ・セシェ氏はCCNとのインタビューで、このトーチは最終的には盗まれるだろうとの考えを示した。金額が膨らむにつれ、そのリスクも膨らむという。

 このトーチがジャック・ドーシー氏にたどり着いた後、人々はより大きな考えを抱き始めた。イーロン・マスク氏らは参加しないのか?と。これまで、マスク氏はトーチを受け取ることはないとしていたが、最近この話題について発言している。ウィリアム・シャトナー氏もこの件にコメントしている(同氏のコメントは恐らく皮肉である)。

 最近では、ビットコイン交換所の先駆者であるチャーリー・シュレム氏もライトニングネットワーク・トーチを受け取った。シュレム氏は当時としては便利で先進的な交換所だったビットインスタントを設立し、マネーロンダリングで逮捕されたことでも知られている。釈放後、同氏はウィンクルボス兄弟から訴訟を起こされたことでニュースになった。シュレム氏は1、2件のICO(イニシャル・コイン・オファリング)を販促し、現在はクリプトIQの取り組みを開始している。

●イラン人ビットコイン利用者、トーチに大きな期待

 幾分皮肉なことに、ジヤ・サドル氏など何名かのツイッター利用者はフィデリティに対し、このトーチをイラン国民に送るよう提案している。米国の制裁によって、イラン人とのあらゆる事業が困難になっており、ビットコイン取引もその例外ではない。

 アンドレアス・アントノプロス氏は最近、米財務省版の「搭乗拒否リスト」である「支払拒否」リストについてコメントした。単にアドレスを「禁止された」ものとして掲載する行為には米国民とイラン国民との取引を防ぐ技術的強制力はないが、政治的な強制手段としては「優れている」という。ビットコインへの支持やその演説で有名な同氏は、この政府戦略は仮想通貨利用者に対し「萎縮効果」をもたらすと考えている。

 ライトニングネットワーク・トーチは、ツイッターでDigitalAssetsという名称のアカウントを持つフィデリティから、ハーバード・ビジネス・スクールのBC(ブロックチェーン)&仮想通貨クラブに受け渡された。

 このトーチはまだジヤ・サドル氏の手には渡っていない。同氏がツイッターで公開したアドレスでは、18年5月の最初の取引以降0.1ビットコイン未満しか受け取られていない。多くの交換所とビットコイン関連サービスが米国に拠点を置き米国法の支配下にあることを考慮すると、米国の制裁は同氏のビットコイン取引にどの程度影響を及ぼしているのだろうか。

 当記事公開時点でライトニングネットワーク・トーチの実際の金額は0.03670ビットコイン(取引所にもよるが、約140ドル相当)だ。各参加者は1万サトシを追加しており、これまでの所それ以上の額を追加した人物はいない。しかし、誰かが0.25ビットコイン程度を追加すれば、面白くなるだろう。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.ccn.com/fidelity-digital-assets-bitcoin-lightning-torch-trustchain

This story originally appeared on CCN.com.

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