フェイスブック、BC利用の個人認証システム作る:ザッカーバーグ氏

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 ユーザーデータに関する利用違反の疑いを多くかけられ追い込まれているフェイスブック(FB)が、いくつかの分野においてBC(ブロックチェーン)技術を利用する可能性を示唆した。

 ハーバード大学法学教授のジョナサン・ジットレイン氏との対談で、フェイスブックのマーク・ザッカーバーグCEO(最高経営責任者)は同社がBC技術をフェイスブックプラットフォームのログインシステムとデータ共有システムに統合する可能性があると述べた。

 これは何十億人ものフェイスブックユーザーが自身のフェイスブック上のデータ、プロフィール、個人ページにアクセスするアプリを管理することを可能にする。加えて、BC技術はユーザーに、どれだけのデータを共有するか決定する権限を与えるはずだ。

 フェイスブックは中間業者を排除するためにBCに興味がある-アップル、聞いていますか?

 ザッカーバーグ氏によれば、BC技術はフェイスブックが中間業者を排除する手助けにもなる。中間業者を無くすことで、開発者は中間業者の定めたルールを侵害することでユーザーへのアクセスを失う事態を心配せずに、アプリや機能を作成することができる。

 「開発者にとって、私たちのシステムを使用していて、さらに言えば、グーグルのシステム、そしてアップルのアプリストアを利用していて厄介な問題の1つは、自分と自分の提供しているサービスを利用しているユーザーとの間に中間業者が存在することです。中間業者は開発者の従うべきルールを定めており、もし開発者がルールを違反すればユーザーへのアクセスを絶たれてしまうのです。これは難しく厄介な状況です」

 ザッカーバーグ氏はフェイスブックが直面したテクノロジー大手アップルによってもたらされた困難について言及したようだ。最近、アップルはフェイスブックの企業証明書を無効にし、実質的にフェイスブックの開発したアプリ、リサーチをアプリストアから排除した。

 アップルはフェイスブックに制裁を加えたが、その後考え直した

 上述の決定に関して、アップルはフェイスブックが同社の定めたルールの1つに違反したと述べた。アップルによれば、リサーチは社内でのみ利用されることになっており、一般向けのアプリとして意図されていなかった。しかし、アップルはその後フェイスブックの企業証明書を再び有効にしている。

 分散化されたシステムが「個人に権限を与える」可能性について述べた一方で、ザッカーバーグ氏は説明責任を果たさせることはより難しいことを指摘し、以下のように述べた。

 「多くのサードパーティーアプリに説明責任を課すよりも、フェイスブックやグーグルのような大企業に説明責任を課す方がずっと容易です。より多くの乱用もあるでしょうし、対抗手段はあまりないでしょう」

 ザッカーバーグ氏はBC技術をフェイスブックプラットフォームに利用するかどうかは述べなかったが、フェイスブックは現在、望めばそのようなことを実行できるだけの人材を有している。

 フェイスブックは豊富な仮想通貨人材を有している

 2月前半にフェイスブックはスマートコントラクト開発企業のチェーンスペースを買収した。この買収によってフェイスブックのBCチームはチェーンスペースの大半の社員を採用することができた。これはほぼ「アクハイヤー(優秀な人材を獲得するための企業買収を表した造語)」という買収形態である。

 フェイスブックはさらに仮想通貨関係の他の買収も考えていると噂されている。CCNが以前報じたように、フェイスブックはこれまでにベイシス、キーベース、アルゴランドなどのBC関係のスタートアップと話し合いを行っている。

 チェーンスペースの買収前、フェイスブックのBCチームには40人程の社員がいると推定されていた。このBCチームは米国の仮想通貨取引所、コインベースの元取締役であるデビット・マーカス氏が率いている。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.ccn.com/facebook-crypto-mark-zuckerberg-blockchain

This story originally appeared on CCN.com.

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