WGC、仮想通貨は貴金属に「代替しない」

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 WGC(ワールド・ゴールド・カウンシル)が、仮想通貨は「金に代替しない」と発言した。

 金産業の市場開発組織であるWGCは1月下旬にレポートを公開し、金と仮想通貨は「大きく異なる」と論じた。何よりも、金はより変動性が低く、より流動性の高い市場を持ち、規制環境下で取引されているという。

 70年代のブレトン・ウッズ通貨体制(主要通貨がを希少金属に連動する体制)崩壊後、金は平均で年10%上昇しているが、過去40年に渡りその変動性は低下している、とWGCは述べた。

 一方で、ビットコイン(BTC)は「非常に変動性が高く、ドル建ての金価格の約10倍の変動性を持つ」とWGCは述べ、従ってビットコインは通貨としてあまり良いとは言えず、「ましてや価値の保存手段にはならず、取引トークンとしての用途も限定され得る」との見解を示した。

 また、ビットコインの取引高は金や他の通貨と比べると「非常に少ない」。WGCはこの統計を取り上げ、ビットコインの取引高は1日当たり平均20億ドルで、1日当たり約2500億ドルの取引高を持つ金市場全体の1%にも満たないと述べた。

 金の需要は多岐にわたり、供給は「応答性が高く」、分散投資の為の「十分に試験された効果的な」投資手段であり、インフレ時のパフォーマンスが良い、とWGCは述べた。

 WGCはさらに、金の価格と需要は仮想通貨による競合の影響を受けている兆しが無く、現在は何千種類ものトークンが存在するので、仮想通貨間での競争のほうが激しいと語った。

 WGCは次のように結論付けた。

 「(ビットコインの)パフォーマンスは最近まで驚くべきものだった。しかしその投資目的は金とは大きく異なるようだ。仮想通貨はまだ複数の市場では試されていない」

 しかしWGCは、BC(ブロックチェーン)技術についてはより前向きな姿勢を示しており、同技術は「本当に革新的」で金産業を含む金融サービスやその他の分野でも有益なものになり得ると述べた。

 ペイパルの共同創業者であるピーター・ティール氏は18年、ビットコインはデジタル・ゴールドと同等だと論じ、この仮想通貨は支払い手段ではなく、金のように価値の保存手段になることが運命づけられていると語った。

 ティール氏は「これは決して動かない金庫に入れた金の延べ棒の様なものだ」「世界の崩壊に対抗する一種のリスクヘッジだ」と述べている。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.coindesk.com/cryptos-not-a-substitute-for-the-yellow-metal-says-world-gold-council

This story originally appeared on CoinDesk, the global leader in blockchain technology news and publisher of the Bitcoin Price Index.

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