ETHスケーリング技術の活用で、仮想通貨の多様な支払いを目指す

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 BC(ブロックチェーン)データ・プラットフォームのストリーマーが、モノプラズマという新たなオープンソースのイーサリアム(ETH)スケーリング技術を正式発表した。

 ストリーマーのヘンリ・ピヒカラCEO(最高経営責任者)の説明によると、モノプラズマはプラズマと言う既存のスケーリング技術に着想を得たもので、「大規模で動的な一連のイーサリアム・アドレスに繰り返し配布を行う必要がある一対多の支払い」に特に焦点を当てているのが特徴だという。

 この技術の用途について、ピヒカラ氏はコインデスクに対し、モノプラズマは単なる収益の共有ではなく「配当金の分配、ステーキング報酬、繰り返し行われるエアドロップ」などの導入を目指すオープンソースのdApps(分散型アプリケーション)での活用を想定していると語った。

 ピヒカラ氏は、テスト版のイーサリアムBC上で少量の架空の「ユニコーン」トークンを10万件のアドレスに配布する際にこのツールがどう使えるかを説明し、モノプラズマの性能を実演した。

 ストリーマーで広報責任者を務めるシヴァ・マリク氏は、「特殊用途のオフチェーン・スケーリング技術」として販売されるこの技術を「金銭の放送」と表現した。

 マリク氏は「金銭を受け取ることはできるが、逆に送り返すことは出来ない。テレビに返事をしようとするようなものだ」と述べた。

 これにより、モノプラズマ上ではトークンの偽造につながる2重支払いは起こりえない。ピヒカラ氏は「このサイドチャネル上では金銭を得る事のみが可能だ」と強調した。

 ストリーマーはこの技術を用い、BC上でユーザーデータのクラウドセールを行おうとしている。ユーザーのデータが入札会社に売却されれば、そのユーザーのイーサリアム・アドレスに直接支払いが行われる。

 ストリーマーは18年5月、ヒューレット・パッカード・エンタープライズやフィンランドの通信会社ノキアを含む複数の技術系複合企業との提携を明らかにしていた。

 イーサリアム開発者は現在、ギットハブ上の公開コードリポジトリをダウンロードし、モノプラズマを試験することができる。

 ピヒカラ氏は次のように話を締めくくった。

 「他の誰かが(モノプラズマの)用途を見いだせたならば、それは素晴らしい事で、喜ばしく思う。少なくとも我々はこれを基盤として開発を進めていく予定だ。つまり(モノプラズマは)しっかりと管理される予定で、すぐに放棄されることはない」

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.coindesk.com/ethereum-scaling-tech-monoplasma-wants-to-let-dapps-broadcast-crypto

This story originally appeared on CoinDesk, the global leader in blockchain technology news and publisher of the Bitcoin Price Index.

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