製薬大手、治験改善目指しIBMのBCを試験

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 ドイツに本社を置く多国籍製薬企業が、治験の質を高めるためカナダでIBMのBC(ブロックチェーン)を試験しようとしている。

 ベーリンガー・インゲルハイム(カナダ)は12日、技術系大手IBMのBCプラットフォームを用いて「治験における信頼性、透明性、患者の安全、患者の権限を改善する」ため、IBMとの提携を発表した。

 同社は、この試験は現状では「間違いや不備が多く」患者の安全を危険にさらす可能性がある、治験のプロセスと記録に関する質的問題の解決を目指すものだと述べた。

 今回のプロジェクトでは、データの完全性を保全し、「来歴や透明性」を提供し、プロセスの自動化を可能にし、最終的には患者の安全性を高めコストを削減する分散型フレームワークの提供に、BCがどう役立つかが試験される。

 ベーリンガー・インゲルハイムで医療・規制関連業務の責任者を務めるウリ・ブロドル博士は、「様々な関係者が関与する治験は非常に複雑で、患者に本当の意味での権限が無く、透明性と信頼性が限られ、プロセスが非効率になっている」と述べた。

 IBMカナダでサービス部門のゼネラルマネージャーを務めるクロード・グアイ氏は次のように語った。

 「我々はBCを他の業界で活用してきた。現在、カナダの患者の個人健康情報について、同等の安全性と信頼性を提供するためにこの技術をどう活用できるか調査している」

 他の大手製薬会社も、BC技術導入の潜在的利益について調査している。18年1月には、ファイザー、アムジェン、サノフィが新薬の開発・試験プロセスを合理化する手段として、BCに目を向けていた。

 18年6月にはメルクが、サプライチェーン移動中の商品を追跡し偽造医薬品問題に対処するための、BC活用法に関する特許を取得しようとしていた。インド政府系シンクタンクのNITIアアヨグも18年4月に、国内にまん延する偽造医薬品取引への対処を目指す、BCを用いたソリューションに取り組んでいた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.coindesk.com/pharma-giant-trials-ibm-blockchain-in-bid-to-improve-clinical-trials

This story originally appeared on CoinDesk, the global leader in blockchain technology news and publisher of the Bitcoin Price Index.

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