FSB新議長、仮想通貨は「あらゆる金融体制」に課題もたらす可能性

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 FSB(金融安定理事会)の新議長は、世界金融の脆弱性を評価するために現行の体制を見直す計画を立てている同理事会にとって、暗号資産の出現は大きな課題になり得るとの見解を示した。

 FRB(米連邦準備制度理事会)で監督担当副議長も務めているランドル・K・クオールズ氏は10日に香港で就任演説を行い、「金融安定性の脆弱性評価の最前線」に立ち続けるため、FSBはその体制を見直し始める予定だと述べた。

 クオールズ氏はさらに、こうした見直しはG20加盟国に対しより優れた金融安定政策を提言するためにFSBの能力を高めることを目的としているが、仮想通貨のような新技術の発展を考慮すると、バランスの取れた体制の構築は難しいかも知れないと述べた。

 同氏は次のように述べた。

 「簡単な事ではないだろう。暗号資産の出現のような出来事はあらゆる体制に課題をもたらす可能性がある。しかしそれによって、堅牢な体制を構築するという目標がより重要になる」

 FSBは世界的な金融危機をきっかけとして、G20に対し金融脆弱性評価を提供するため09年に設立された。クオールズ氏は18年11月28日、イングランド銀行総裁のマーク・カーニー氏の後任者として新議長に任命された。

 クオールズ氏はこの体制見直しの規模は明らかにしなかったが、FSBはすでに18年7月、価格変動、ICO(イニシャル・コイン・オファリング)の増大、国際決済での仮想通貨の利用に注目した基準で仮想通貨のリスクを「入念に」監視するための体制を提言していた。

 オランダの中央銀行であるオランダ銀行で総裁を務めているクラース・クノット副議長が率いるFSBの委員会が、この見直しを担当する予定だ。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.coindesk.com/cryptos-could-challenge-any-financial-framework-says-new-fsb-chair

This story originally appeared on CoinDesk, the global leader in blockchain technology news and publisher of the Bitcoin Price Index.

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