JPモルガン、仮想通貨は「ディストピア」的な経済でのみ価値持つ

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 投資銀行のJPモルガン・チェースが、仮想通貨はディストピア(ユートピアや理想郷の正反対の社会)経済でのみ価値を持つと語った。

 ビジネス・インサイダーの28日の報道によると、同社は最近の顧客向け文書で「全ての主要資産(ドル、ユーロ、円、金)とその支払いシステム」への信用が失われた「ディストピア」以外での仮想通貨の価値には懐疑的だと語ったという。

 同社はさらに、株式や債券といった従来の資産クラスと仮想通貨との相関性は低いが、分散投資に最適なわけではないと述べた。「ヘッジ資産自体が下げ相場になっている場合、相関性の低さにはほとんど価値はない」という。

 25日には、価格がここまで安いとビットコイン(BTC)の価値はマイニングにかかる費用よりも低い、とJPモルガンが述べたとも報じられている。

 18年のビットコインと仮想通貨市場は下げ相場だった。ビットコインは17年12月に史上最高値の約2万ドルに達した後83%下落し、現在は1BTC=3420ドル付近で取引されている。

 JPモルガンのジェームズ・ダイモンCEO(最高経営責任者)は仮想通貨反対論者として知られている。同氏は17年9月、ビットコインは「詐欺」だと明言し、「チューリップバブルよりもひどい。良い終わり方はしない。命を失う人も出るだろう」と語った。

 ダイモン氏はその後の18年1月、ビットコインを詐欺と呼んだことは後悔していると語ったが、この件について懐疑的な立場は保ち続けた。同氏は最近、「私はビットコインの宣伝はしたくない。分かっているだろうが、とにかく気をつけて欲しい」と述べ、投資家に対し注意を求めた。

 しかし18年2月の調査レポートによると、組織としてのJPモルガンは、仮想通貨がやがて世界的な株式・債券ポートフォリオ分散化の一端を担うことになるかもしれないと考えているようだ。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.coindesk.com/cryptocurrencies-would-only-have-value-in-dystopian-economy-jpmorgan

This story originally appeared on CoinDesk, the global leader in blockchain technology news and publisher of the Bitcoin Price Index.

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