IBMがブロックチェーンを用いてオレンジの追跡実験実施

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 IBMはブロックチェーン技術(BC)を活用し、中国からシンガポールへのマンダリンオレンジの追跡実験を実施した。

 1月31日の発表で、28トンのマンダリンオレンジ、数にして3000カートン、およそ10万8000個の果実が2月5日の中国の新年に向けて運搬された(マンダリンオレンジは繁栄の象徴だとIBMは説明する)。運送時の主な書類はBCを使って記録された。

 この書類は商品の生産者証明、商品のレシートや運送の契約のために使われ、普通はトレードファイナンスを提供する銀行なども含め、関係するすべての機関に送付される。今回の実験に際してIBMは、電子的な書類を作成し、紙の書類であればそういったプロセスに5から7日ほどかかるところを、書類の送付が自動化されているためたった一秒で完了できると主張する。

 「この電子書類を使う事で、運送のすべての過程をよりシンプルで透明性のある物にでき、大幅なコストカットも実現した。」とフルーツ輸入業者フプコの会長でCEOのテイ・キアム・バック氏は述べた。

・コストの削減

 書類送付などの過程に関わる時間を短くしたことに加えて、今回の実験はBCを基にした電子システムは種々の業務によって発生するコスト、例えば港で納入を待つ冷凍貨物コンテナにかかる電気代、倉庫にかかるコストなど、も削減する事が出来ることを示した。また情報もより簡単に参照でき、追跡可能で開封防止の積荷を海洋運送業もたらす。同産業は全ての書類詐欺事件のおよそ40%が発生する産業である。

 「今まで我々はとても良いフィードバックを産業関係者や当局からいただいており、BCの発展がどのように産業を変え、効率性とイノベーションに必要な加速をもたらすことが出来るのかとても楽しみだ。」とパシフィック・インターナショナル・ラインのエグゼクティブディレクター、リサ・テオ氏は述べた。

 2019年、IBMは新たなBCによるサプライチェーン実験を発表した。同実験は、コンゴ共和国で採掘されたコバルトを中国の精錬所、そして韓国のバッテリー工場、最終的にはアメリカにあるフォードの工場まで追跡するというものだ。

 また2018年、IBMの食品信頼性を高めるためのBCの応用がウォルマートと共同で施行された。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.coindesk.com/ibm-completes-blockchain-trial-tracking-a-28-ton-shipment-of-oranges

This story originally appeared on CoinDesk, the global leader in blockchain technology news and publisher of the Bitcoin Price Index.

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