マイニングマルウェアがモネロ全体の5%近くを採掘したとの研究結果

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 最新の研究によると、モネロ(XMR)はマイニングマルウェアをばらまく犯罪者たちにとって一番人気の仮想通貨であるらしい。

 マドリード・カルロス三世大学のセルジオ・パストラナ氏、キングス・カレッジ・ロンドンのギレルモ・スアレス・タンギル氏は19年1月に、流通しているXMRの最低でも4.32%はハッカーによりマイニングされたものである、という研究結果を発表した。

 両氏は同報告書で「概して、我々は最低でも2218のアクティブなマイニングにより約72万XMR(5700万ドル相当)が流通していると見積もっている。興味深いことに、C#623という1つのマイニングにより全体のおよそ23%に当たる約16万3000XMR(1800万ドル相当)がマイニングされているということだ。そして執筆時点においても進行中である」と述べた。

 しかし両氏は、情報不足と仮想通貨相場の変動の大きい性質により、マルウェアの管理者が仮想通貨を現金化しているのか、またしているとしてその割合はどれくらいなのか、ということについて明確なことは言えないという。

 同報告書はまた、07年から18年の12年間でおよそ440万のマルウェアサンプルが解析され、100万の違法なマイナーが特定されたという。

 マルウェアを拡散するために取られる戦略は多岐にわたる。しかし両氏は「よく使われる手法は、DropboxやGitHubなどの広く知られているインフラストラクチャにドロッパーを配置し、実際にマイニングを行うクレイモアやxmirなどのマイニングツールを保管する、というものだ」と述べる。

 一番人気のXMRの次に違法なマイニングのターゲットになっているのはビットコイン(BTC)であるが減少傾向にある。これらの違法マイナーたちは、13年と14年にはドージコイン(DOGE)やライトコイン(LTC)にも手を伸ばしていたが、その後はXMRとBTCに逆戻りした。両氏はこれらの通貨のほうがより儲かるからだろうと推測する。

 同研究チームにより特定された、マルウェアと関係のあるウォレットの数の比較では、XMRのウォレットが2番目に多いBTCのウォレットの57%も多く記録されており、3番目にはZcash(ZEC)のウォレットが記録された。

 18年12月にマカフィー社により発表されたレポートによると仮想通貨マイニングマルウェアの例は同年中に優に4000%を超える増加を見せ、以前に多く使用例が見られたランサムウェアを追い抜いた。

 同年11月には、イスラエルを拠点とするサイバーセキュリティ会社のチェックポイントソフトウェアテクノロジーズ社が研究を発表し、キングマイナーと名付けられたXMRマイニング用のマルウェアは特定を逃れるために日々進化していることを報告した。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.coindesk.com/crypto-mining-malware-has-netted-nearly-5-of-all-monero-says-research

This story originally appeared on CoinDesk, the global leader in blockchain technology news and publisher of the Bitcoin Price Index.

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