サイファーパンクの伝説的人物、ティモシー・メイ氏が死去

20228868_s.jpg  サイファーパンク(暗号技術の利用を推進する活動家)の伝説的人物で「クリプト・アナーキスト・マニフェスト」の著者であるティモシー・C・メイ氏が67歳で死去した。

 サイファーパンクを自認するラッキー・グリーン氏が15日にフェイスブック上で、「親友」であるメイ氏が12月第3週にカリフォルニア州コラリトスの自宅で亡くなったと発表した。

 グリーン氏は「検死結果は保留中となっており、死因は自然死のようだ。主にティムが発表した著作物でしか彼のことを知らない多くの人々が予想していた通り、彼は弾丸の雨に打たれて死ぬことはなかった」と記している。

 メイ氏は、「サイファーパンク」というメーリングリストの共同設立者として知られている。グリーン氏によると、このメーリングリストは「恐らくは歴史上唯一影響力があった暗号学支持の草の根的組織で、エリック・ヒューズ氏とジョン・ギルモア氏と共に92年に立ち上げられた」という。

 メイ氏は技術系大手企業のインテルを1986年に退社した後、暗号学者デヴィッド・ショーム氏による仮想通貨の初期研究から影響を受け、1988年に「クリプト・アナーキスト・マニフェスト」を執筆。「コンピューター技術により、個人や団体が完全に匿名で交流や連絡を行えるようになりつつある」と記した。

 同氏は、暗号学が技術と社会の最前線に至る道筋について優れた洞察を示しつつ、次のように記した。

 「あらゆる改ざんに対するほぼ完ぺきな保証を備えた暗号プロトコルを実装した、改ざん防止のボックスと暗号化パケットを大規模にルーティングしなおすことで、ネットワーク上でのやり取りは追跡不可能になるだろう」

 メイ氏は最近では10月にコインデスクに寄稿し、ビットコイン(BTC)のホワイトペーパーや発展途上の仮想通貨分野に関する自身の考えを公表。「(匿名のビットコイン発明者である)サトシは素晴らしいことを成し遂げた。しかしまだ終わりには程遠い」と記した。

 同氏はさらに次のように警告した。

 「私はサトシの意図を代弁することはできないが、地元の秘密警察への『疑わしい行為』の通報についての法律、KYC(顧客確認)、AML(マネーロンダリング対策)、パスポート、アカウント凍結に関する厳しい規則を持つビットコイン交換所とは関係がないと確信している。『統治』、『規制』、『BC(ブロックチェーン)』に関するあらゆる付随事項によって、書類社会や監視国家が事実上作り出される可能性がある」

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.coindesk.com/cypherpunk-legend-timothy-may-has-passed-away

This story originally appeared on CoinDesk, the global leader in blockchain technology news and publisher of the Bitcoin Price Index.

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