カスペルスキー、ボットネットが仮想通貨マイニング・マルウェアに転用されていると報告

86615104_s.jpg  カスペルスキー・ラボが公開したセキュリティ報告によると、違法な仮想通貨マイニング・ソフトウェアの配布にボットネットが使われるケースが増えているという。

 サイバーセキュリティ企業である同社のアナリストは、28日のセキュリティ報告で、仮想通貨マイニング・マルウェアによる攻撃を受けたユニークユーザーの数が18年の最初の3カ月間で劇的に増加したと述べた。こうしたマルウェアは、感染した機器の処理能力を秘密裏に仮想通貨のマイニングに割り当て、利益を攻撃者に送るよう設計されている。

 カスペルスキーによると、最近の仮想通貨市場の暴落がこの感染率に影響を与えるかどうかは不明だが、9月の感染者数は1月より多く、「この脅威は未だ進行中だ」という。

 同社のアナリストは、DDoS(分散型サービス拒否)攻撃の著しい減少は、「ボットネットがDDoS攻撃から仮想通貨マイニングに『再編成』された」ことが原因かもしれないと述べた。

 この報告では次のように説明されている。

 「多くの有名ボットネットの所有者が攻撃経路をマイニングに切り替えたことを示す証拠がある。例えば、ヨヨ・ボットネットによるDDoS攻撃は激減しているが、このボットネットが解体されたというデータはない」

 一旦マルウェアが配布されると、警察や被害者がそれを見つけ出すのは難しいという点も、サイバー犯罪者が仮想通貨マイニングへの関心を高めている理由の1つかもしれない。

 特定され分類された様々なマルウェアの多くでは、コンピューターによるプロセッサーの利用を再設定し、その一部をマイニング割り当てることで、ユーザーに気づかれないようにしている。

 カスペルスキーはさらに、一部の地域でこの種のマルウェアが蔓延している理由を調べ、海賊品や違法に配布されたソフトウェアに関する法的枠組みが緩い地域では、クリプトジャッキング被害に遭う可能性が高いと結論付けた。

 最も感染が少ないのが米国のユーザーで、検出総数の1.33%を占めている。そしてスイスと英国のユーザーがこれに続く。一方、カザフスタン、ベトナム、インドネシアといった海賊品に関する法律が緩い国々は上位を占めている。

 「無認可のソフトウェアがより自由に配布されるほど、マイニング・マルウェアの数が多くなる。これは我々の統計によって確認されており、この統計によると、マイニング・マルウェアは多くの場合、海賊品のソフトウェアと共に被害者のコンピューターに侵入している」とこの報告書には記されている。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.coindesk.com/botnets-are-being-repurposed-for-cryptojacking-kaspersky-says

This story originally appeared on CoinDesk, the global leader in blockchain technology news and publisher of the Bitcoin Price Index.

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