ビットコインキャッシュのフォークで、下落予想が上昇の2倍

91297297_s.jpg  新たなデータにより、近く実施されるビットコインキャッシュ(BCH)の技術アップデートを仮想通貨投資家がどう値踏みしているかに関する知見がもたらされた。このアップデートでは世界第4位のBC(ブロックチェーン)が2つの競合するネットワークに分裂する可能性がある。

 当記事公開時点では、ビットコインキャッシュの下落に賭ける未決済売りポジションの数は、上昇に賭ける買いポジションの約2倍となっている。複数の仮想通貨で証拠金取引を提供する仮想通貨交換所ビットフィネックスのデータによると、現時点でのビットコインキャッシュの未決済売りポジション数は89457で未決済買いポジション数は53322だ。

 ビットコインキャッシュのネットワーク・アップデートが11月15日に実施される予定なので、こうした大きな市場の動きは恐らく偶然の産物ではないだろう。ビットコインキャッシュはこのアップデートの結果、ビットコインABCソフトウェアとビットコインSVソフトウェアを中心とした2つの仮想通貨に分裂し、2種類の異なるコードとなる可能性がある。

 (この場合、ビットコインキャッシュを保有する投資家は両方のBCで価値を保有することになる)

 しかし証拠金取引を行う投資家の多くが価格は下落すると考える一方で、投資家心理は売り買いともに強い。ビットコインキャッシュの売りポジションと買いポジションは共に直近24時間で史上最高数になっている。

 バイナンスやコインベースなどの交換所が予定されているフォークへの対応を発表した11月2日に売りポジション・買いポジションが増加し始めている。11月2日から7日にかけ、ビットコインキャッシュは5割以上急騰、ビットフィネックスでは2カ月ぶりの高値となる646ドルに達した。

 上昇が著しいほど反落する可能性が高いので、通常、価格急騰には売りポジションの増加が伴う。今回の場合、フォークの予定と価格急騰が合わさり、売りの地合いは大荒れとなっている。

 多くの投資家がフォークを期待し、「無料」のコインを受け取るためだけにビットコインキャッシュを購入した可能性は高い。フォークが生じれば、ビットコインキャッシュの購入者はそれを売却すると共にフォークした通貨を保有し続けるか売却することで、利益を確保することができる。

 売りポジションの急増が示しているように、市場は「フォーク後」に下落する可能性が最も高いと考えている。

 しかし直近の高値を超えた場合、大量の売りポジションによる踏み上げのリスクがある。売りで利益が出ない価格へ上昇し始めれば、売り方はさらなる損失を避けるために手仕舞いやカバー取引を行う可能性が高い。

 大量の売りが手仕舞われれば市場に強気の影響を与え、踏み上げと呼ばれる価格急騰が生じる可能性がある。その資産を買い戻すことが売りを手仕舞う唯一の方法だからだ。

 買いも史上最高数に達しているため、価格下落が続けば踏み下げの可能性もある。買いを手仕舞うにはその資産を売る必要があり、手仕舞いが多ければ価格に弱気の影響を与え得る。

 現時点では推測に過ぎないが、11月15日にはビットコインキャッシュが注目されることは確かだ。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.coindesk.com/traders-now-betting-2-to-1-the-bitcoin-cash-fork-will-cause-price-decline

This story originally appeared on CoinDesk, the global leader in blockchain technology news and publisher of the Bitcoin Price Index.

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