インド最大の富豪が経営する企業、貿易金融にBC活用

110163437_s.jpg  インド最大の富豪であるムケシュ・アンバニ氏が経営する、石油・ガス系複合企業のリライアンス・インダストリーズが、BC(ブロックチェーン)を利用した初めての貿易金融取引を実施した。

 HSBCインディアが4日にコインデスクへ提供したプレスリリースによると、リライアンス・インダストリーズは最近、米国に本社を置く世界的な化学製品流通業者のトライコン・エナジーとの間でBCを活用した「リアルタイム」での貿易金融取引を行ったという。

 この取引全体は大手銀行のHSBCインディアとINGバンク・ブリュッセルが支援し、エンタープライズ・コンソーシアムであるR3のコーダBCプラットフォーム上で実施された、とプレスリリースには記されている。

 コーダ・プラットフォームは英国に本社を置く貿易金融デジタル化企業のボレロ・インターナショナルが提供するプラットフォームに組み込まれ、電子船荷証券の発行・管理に利用された。

 プレスリリースによると、このBCプラットフォームを用いてINGバンクがトライコン・エナジーUSA(輸入側)の信用状を発行し、HSBCインディアがリライアンス・インダストリーズ・インディア(輸出側)の通知銀行・買取銀行を務めた。信用状とは、買い手から売り手への支払いに関する銀行保証状のことだ。

 HSBCインディアでグローバル・バンキング及びマーケット部門の責任者を務めるハイテンドラ・デイヴ氏は次のように述べた。

 「BCの活用は貿易をデジタル化するための重要なステップだ。BCが貿易金融に総合的な効率性をもたらすことで、費用対効果の高さや所要時間の短縮が保証され、ビジネスの流動性が高まる可能性がある」

 輸入業者と輸出業者は現在、取引に紙の信用状を使っており、郵便かファックスで互いに書類を送っている。こうした手作業の手続きでは取引の速度が落ちるだけでなく、費用もかさむ。

 一方、BCを用いた貿易金融プラットフォームでは、この手続きをデジタル化することで時間と費用の削減を目指している。

 リライアンス・インダストリーズで共同CFO(最高財務責任者)を務めるスリカンス・ベンカタチャリ氏は「BCの活用によって、現在7~10日かかっている輸出書類のやり取りが1日未満に短縮される可能性がある」と述べている。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.coindesk.com/firm-owned-by-indias-richest-man-turns-to-blockchain-for-trade-finance/

This story originally appeared on CoinDesk, the global leader in blockchain technology news and publisher of the Bitcoin Price Index.

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