IBM調査、「各国中銀はDLT改善ならデジタル通貨を発行」

91005919_s.jpg  アイ・ビー・エム(IBM)が行った調査によると、回答した中央銀行のほとんどは、ブロックチェーン(BC)技術がコストと効率の面で最適かは定かではないが、中央銀行デジタル通貨(CBCD)を発行すべきだと考えている。

 26日に公開された同調査はIBMと、シンクタンクである公的通貨金融機関フォーラム(OMFIF)が共同で行ったもので、7月から9月にかけて21の中央銀行を対象にCBCDや分散台帳技術に関してのアンケートを行った。

 21行の中ですでに38%は銀行間の決済にCBCDを使用するテストをしていることが分かった。未だに行動を起こしている銀行は少ないものの、同調査は「ほとんどの調査対象は、中央銀行がCBCDを発行すべきだとの見方を示している」とした。

 また従来の不換紙幣と同価値のデジタル通貨を作ることにより、信用リスクを回避したり価値の安定化を達成することが可能だと、同調査は報告。

 多くの中央銀行は、分散台帳技術(DLT)がブロックチェーン技術と共に分野横断的な決済の効率化と低コスト化を可能にするという世間の期待に応えることが出来るのか、未だに不安をぬぐえていない。

 61%の中央銀行はブロックチェーン技術に関して、未だに発展の基礎段階にあり試運用においても目立った効率の改善が見られなかったことから、同技術は必要ないかもしれないと回答した。

 また76%は分散台帳技術が規制改革などの分野でその期待に応えるかについて疑問視している。
 
 同報告内で、カナダ中央銀行のジャスパープロジェクトやタイ銀行のプロジェクトコカなど、現在行われている分散台帳技術の検証プロジェクトをリスト化している。

 「どの中央銀行も近い将来従来の決済システムを大幅に変革するような可能性を分散台帳技術に見出していない。ほとんどの銀行は現在の即時グロス決済で十分だと考えている。」

 さらに、「ブロックチェーン技術はスケーラビリティとスピードの問題を改善するにはまだ十分な発展を遂げていないと中央銀行は考えている。」と付け加えた。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.coindesk.com/most-central-banks-back-digital-currency-if-dlt-improved-ibm-survey/

This story originally appeared on CoinDesk, the global leader in blockchain technology news and publisher of the Bitcoin Price Index.

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