大手会計事務所EY、ゼロ知識証明活用のイーサ向けプライバシー・ソリューションを発表

104320153_s_大手会計EY.jpg  4大会計事務所のEYが、パーミッション型のエンタープライズ版ネットワークではなく、パブリックBC(ブロックチェーン)のイーサリアム(ETH)に非公開取引を導入できるというツールを発表した。

 同社は30日のプレスリリースで、EYオプス・チェーン・パブリック・エディションのプロトタイプ(特許出願中)が「世界で初めて」イーサリアム用のZKP(ゼロ知識証明)技術を実装したと発表した。

 ZKPとは、ある秘密を公開せずにその秘密が正しいことを2人の当事者間で証明できるようにする暗号方式のことだ。仮想通貨やBCの場合、この秘密とは取引に関するデータであることが多い。

 このEYのプロトタイプは、取引記録へのアクセスを非公開にしたまま、企業が公開されているイーサリアムBC上で製品とサービス・トークンの開発や販売を行えるようにすることを目指している。このプロトタイプはイーサリアムのERC-20及びERC-721規格に「類似」した支払トークンに対応する、と同社は述べた。

 EYでBCに関するグローバル・イノベーション・リーダーを務めているポール・ブロディ氏は「プライベートBCは企業に取引の非公開性を提供するが、代償としてセキュリティと耐障害性が低下する」と述べ、次のように付け加えた。

 「ZKPを用いることで、公開されているイーサリアムBCのセキュリティを手放すことなく、競争相手と同じネットワーク上で完全に内密な取引を行える」

 このZKPを用いたプロトタイプには、取引履歴を記録する「EYブロックチェーン・プライベート・トランザクション・モニター」という別の技術も組み込まれている。

 17年4月に立ち上げられた同社のBCアプリ/サービス・プラットフォームであるEYオプス・チェーンに続くこの新たなプロトタイプは、取引の効率性やスケーラビリティの向上とパブリックBCを利用することにためらいを見せる企業への対処を目指している。EYによると、製品リリースは19年を予定しているという。

 従来型の金融分野におけるBCプライバシー技術採用の動きとしては、INGバンクが10月に銀行業務処理での活用に向けた簡略化したZKP技術を発表している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.coindesk.com/ey-reveals-zero-knowledge-proof-privacy-solution-for-ethereum/

This story originally appeared on CoinDesk, the global leader in blockchain technology news and publisher of the Bitcoin Price Index.

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