豪科学産業研究機構、グローバルBC試験で成功

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 豪州の連邦科学産業研究機構(CSIRO)は、シドニー大学と共同開発したブロックチェーン(BC)ネットワークのグローバル試験を完了した。両者はこのシステムにより、毎秒3万件の国境間取引の処理が可能になると述べた。

 同機構は26日、テスト結果を公表。同テストはアマゾンウェブサービス(AWS)・グローバルクラウドインフラストラクチャを使って行われた。

 レッドベリーBCと呼ばれ、CSIROの技術部門「データ61」と、シドニー大学の「コンカレント・システム研究グループ(CSRG)」が開発したこのネットワークは、米国、アジア、欧州の14カ国において、1000ノードに渡って試験された。

 CSIROは、「この基準は、地理的に異なる地域から毎秒3万件の取引を送信することで設定された」と述べているが、平均待ち時間は3秒で、グローバル環境での当局による最初のBC試験という。

 このネットワークの目標は現在、主要なBC間での拡張性に関する共通の問題を解決することにある。ビットコインのような一般のネットワークに採用されるプルーフオブワーク・メカニズムの代わりとなる、代替コンセンサスアルゴリズムを用いる。

 CSIROとシドニー大学が発表した論文によると、このグループは、「決定論的ビザンチン・コンセンサス」と呼ばれる、異なったアルゴリズムを用いている。この考えは論文の詳細に基づいているが、遅いノードからの承認を待つ代わりに、ネットワークがメッセージの基準値を受け取ることで、取引を完了できるというものである。

 「実社会のBCのアプリは、エネルギー消費や、プルーフオブワークによって生じる複雑な問題があるため、実現に苦労している。」と、データ61の上級研究員で、CSRGの責任者であるビンセント・グラモリ博士は述べた。

 「AWSにレッドベリーBCを展開することにより、グローバルな状況で、次世代台帳技術独自の拡張性と強みを示せるだろう」

 この試験は、CSIROとIBMが共同で行っている「オーストラリア国家BC」の開発の中で行われている。

 コインデスクが以前報道したように、CSIROは、大規模ビジネスや金融取引を容易にするために、BCを活用したスマートコントラクトに基づく国内外事業に対して、このBCネットワークを利用することを目指している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.coindesk.com/australias-science-agency-claims-breakthrough-in-global-blockchain-test/

This story originally appeared on CoinDesk, the global leader in blockchain technology news and publisher of the Bitcoin Price Index.

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