仮想通貨トレード101、移動平均線の交差

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 もし単純移動平均線が理解できているなら、今週の仮想通貨101ガイドを通して、次のステップに進むべきだろう。

 前回は単純移動平均線の話で、今回はよく利用されるストラテジーの「クロスオーバー(交差)」を見ていきたい。

 現時点で、移動平均線がどのように機能するのかすでに知っているはずだ。そして、その目的はトレンドがすでに終焉に向かっているのか、それとも反転するのかを判定するかという事だ。もし違うのであれば、移動平均線について勉強する必要があるだろう。

 以前話をした単純移動平均について、一定の時間軸でのデータが関連して動く傾向がある。チャート上に値動きをプロットしていき、その動きでそのトレンドが強気なのかそれとも弱気なのか、またそのモメンタムを調べることも可能だ。

●クロスオーバーの詳細について

 移動平均線のクロスオーバーは2つ以上の移動平均線が交わった時に起こる。それはマーケットのトレンドがシフトする時でもある。これらの変動は値動きが大きく明白な時に移動平均線を上か下に移動させるためにクロスオーバーが起こる事になる。

 サンプルのチャートでは21日と55日移動平均線が表示されている。このチャートでは度々クロスオーバーしている。短期の21日移動平均線が55日を上から下に、または下から上にクロスオーバーしています。この結果でマーケットが強気なのか弱気なのかを判断する。

 まず最初のクロスオーバーの例は21日移動平均線(白線)が下から上に55日移動平均線(赤線)を上に抜けるように動いている。

 その時点から21日移動平均線が55日移動平均線を上回る状態が約2週間後の8月の初旬まで続いている。

 そして2番目は、相場が強気から弱気になる例だ。21日移動平均線が55日移動平均線を下に抜ける時だ。
 そしてこの弱気相場は、8月1日から23日まで約1カ月程度継続した。その後3番目の例で再度クロスオーバーし、強気へと転換した。

 このケースでのクロスオーバーを確認するためには、2つ移動平均線が十分に距離が離れるまで待ち、弱気相場から離れる動きをしていると判断すべきだろう。

また、4つ目の例はこの14日後に起こっている。相場が1000ドル以上下がったことによりクロスオーバーとなり、マーケットが弱気に転換したケースだ。そしてこの状態は短期の移動平均線が長期を上抜ける事により再度、強気に転換する。このようにサイクルに終わりはない。

 重要な事はクロスオーバーにもいろいろなパターンがあることだ。例えばストキャスティクスからMACD、また移動平均線でも単純移動平均線や平滑移動平均線、指数平滑移動平均線などだ。これらは時間軸や資産によって使い分けをするとよい。

 これらの移動平均線はトレードをするにあたって良いツールとなる。トレンドの判断やモメンタムの状態、また相場に参加するのか撤退するのかなどの理解を授けてくれる。クロスオーバーには「ゴールデンクロス」、「シルバークロス」、「デットクロス」などあり、このような言葉に慣れることが必要だ。

●移動平均線のクロスオーバーは遅行指標?

 移動平均線のクロスオーバーはよく「遅行指標」だと言われる(つまり値動きを先んじて予測するのではなく、一定の価格変動の後に認知される)。

 遅行指標という点にはメリットがある。移動平均線はマーケットの過去の値動きからデータを取得することから、長期の移動平均線なら価格は移動平均線に準ずる可能性が高い。

 例えば50日と200日の移動平均線の「デットクロス」だが、これはたくさんのトレーダーに逆張り指標と言われる。つまりこの2つの移動平均線が重なる時はトレンドはすでに完了していて、利益を出すには遅いという意味になるし、その逆もまた同じである。

 しかしながら、これは相場分析で移動平均線のクロスオーバーを使うなと意味ではない。ここで言いたい事は短期のクロスオーバーに焦点を置くという事である。5日と10日移動平均線のクロスオーバーは短期のトレードに用いられている。

 逆に50日、100日、200日は長期のトレードで支持線や抵抗線として機能している。

 いつものように、こうした指標は他の指標(例えばRSI)と一緒に使うと、より効果を発揮する。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.coindesk.com/crypto-trading-101-the-moving-average-crossover/

This story originally appeared on CoinDesk, the global leader in blockchain technology news and publisher of the Bitcoin Price Index.

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