直近の上昇7割分の下落でビットコインの見通しが悪化

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 米証券取引委員会(SEC)が上場投資信託(ETF)の規則に関する判断を先送りしたことを受けて、ビットコイン(BTC)の最近の下落トレンドが一段と強まった。

 BTCは直近24時間で若干反発し、重要なサポートである50日間移動平均(MA)を守り抜くと予想されていた。

 しかし、VanExkソリッドX・ビットコイン・トラストが発行するBTC ETFをシカゴ・オプション取引所(CBOE)が取り扱えるようにする規則の承認可否に関する判断をSECが先送りしたことを受け、1ビットコイン(BTC)=7100ドル超えで売り方が息を吹き返した。

 その結果、悲観的な雰囲気の中8月7日の(UTCでの)BTCの終値は6719ドルとなり、8日には7月16日以来の安値水準となる6360ドルまで下落した。当記事公開時点でBTCはビットフィネックス上で6500ドルで取引されている。

 直近24時間での7.9%の下落により、7月の上昇の大部分はビットコインETFが米SECによって数週間のうちに承認されるだろうという憶測によるものだった可能性が高いという見方が強まった。

 3週間ぶりの安値である6400ドル割れへの下落で、6月24日の安値である5755ドルから7月25日の高値である8507ドルへの上昇が実質7割以上戻ったことになる。そのため、ここ24時間で売り方の支配力が強まっている。

 とはいえ、SECはビットコインETFに関する判断を9月まで先送りしただけなので、まだ望みはある。ETFが9月に承認されるか否かは五分五分だ。

 しかし、ETFに有利な判断が9月にでるかもしれないという期待があっても、BTC市場は復活しないかもしれない。今回は投資家もより慎重な立場を取るだろうからだ。さらに、テクニカルチャートも弱気に傾いている。

●日足チャート

 上昇トレンドライン(6月29日と7月12日の安値を結んだ線)を下抜けたことにより、既に弱気だったテクニカルが強化された。5日間MAと10日間MAは下落しており、売り方を支持している。

 BTCは長期のMA(50日間、100日間、200日間)の遥か下で取引されており、下落しやすい状態になっている。

 さらに重要なことに、相対力指数(RSI)は50.00未満(弱気の領域)を保ちつつ売られ過ぎの領域(30.00未満)にはまだ至っていない。そのため6000ドルに向けてさらに下落する余地がある。短期のテクニカルチャートは売られ過ぎの状態なので、その前に若干の値固めがあるだろう。

●4時間足チャート

 RSIは30.00を下回っており、売られ過ぎを示唆している。そのため向こう1~2日間は下落チャネル内で横ばいでの取引となるかもしれない。

●見解

 3週間ぶりの安値となる6400ドル割れへの下落によって、売り方の支配力が強まり6000ドル(心理的サポート)へ下落する可能性がでてきた。

 4時間足チャートが示唆しているように、下落再開前に向こう24時間は6500ドル付近で値固めするかもしれない。

 高い取引高で4時間足チャートの下落チャネルを上抜けた場合にのみ、7200ドル(4時間足チャートの200本MA)を再度試す可能性が出てくる。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.coindesk.com/bitcoin-outlook-sours-as-price-sheds-70-of-recent-rally/

This story originally appeared on CoinDesk, the global leader in blockchain technology news and publisher of the Bitcoin Price Index.

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