日立、指紋だけの小口決済をBCで試験

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 日本に本社を置く技術系複合企業の日立製作所と通信事業大手のKDDIが、ブロックチェーン(BC)を用いたシステムを試験している。このシステムは顧客の指紋認証を使った小口決済を可能にするものだ。

 25日の発表によると、両社は今週、東京都新宿区のKDDIストアやドーナツ店に配備されたクーポン決済システムを試験しているという。

 ハイパーレッジャー・ファブリック(オープンソースのBC)技術を用いて日立が開発したBCシステムが、日立の生体認証とKDDIの既存のクーポンシステムに組み込まれた。指紋を認証ツールとして用い、分散ネットワーク上で顧客のクーポン取引を決済する狙いだ。

 日立の説明によると、顧客はこのシステムの利用登録時に自身のクーポン残高と生体情報を登録する。その情報は暗号データに符号化され、BC上に保管されるという。

 BC上にノードとして参加しているクーポン取扱店での取引時に、顧客は指紋読み取り装置で本人確認を行う。これにより要求がネットワーク上に送られ取引が決済される。

 日立によると、改ざん困難なBCを用いてユーザーの指紋認証を補助し、ネットワーク内の店舗間でクーポン利用情報を正確かつ最新の状態に保つことが最終的な目標だという。

 同社はプレスリリースで、「これにより、ユーザーは認証基盤に指をかざすだけで本人認証ができるため、店頭でのクーポンの提示が不要となり、スマートフォンがなくてもクーポンの利用が可能になる」と述べている。

 このプロジェクトは、小口取引にBCプラットフォームを活用しようとする日立による最新の実証実験だ。同社は17年にも、注文書と送り状を不変の台帳上で管理するという、サプライチェーン事業向けのBCプラットフォームの開発を発表している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.coindesk.com/hitachi-trials-blockchain-to-settle-retail-payments-using-just-fingerprints/

This story originally appeared on CoinDesk, the global leader in blockchain technology news and publisher of the Bitcoin Price Index.

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