<Pick Up>フィンランド銀行のアドバイザー、仮想通貨という概念は「誤り」と

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 「この分析によれば、デジタル通貨という概念は誤った考えである」

 デジタル通貨という用語を仮想通貨と同じ意味で用いながら、フィンランド銀行のアドバイザーによって書かれ、同銀行によって公表された論文は仮想通貨はお金の本物の形態ではないと主張する。

 フィンランド銀行のデジタリゼーション・アドバイザーであるアレスキ・グリム氏は仮想通貨は「決して通貨ではなく、むしろ存在しない資産のための会計システム」であると述べる。

 「このひどい思い違いはお金という概念への理解の低さ」とビットコインの発明者であり、偽名を使用したサトシ・ナカモト氏によって発表された元々のホワイトペーパーの中での「やや紛らわしい用語選択」に由来するとグリム氏は考える。

 ビットコインの実際の機能に焦点を当てながら、グリム氏はビットコインの働きと従来の銀行の働きを比較する。まず、従来の銀行における会計係はビットコインにおけるマイナーに似ているとする。次に、取引と勘定残高を記録するために銀行が保有する集権的な帳簿は、ビットコインにおけるBC(ブロックチェーン)に似ていると考える。

 グリム氏は以下のように述べる。

 「仮想通貨システムでは帳簿がコンピューターのネットワーク中に分散され、銀行は集権的なシステムの中で帳簿を管理するということが仮想通貨システムと従来の帳簿システムとの唯一の違いだ。しかし、それらのシステムが何をするかということに実質的な違いはない」

 「お金とは根本的に会計記録の単位」。従って、仮想通貨が、「会計帳簿に比べて非常に優れた財務記録方法」として機能するかもしれない一方で、仮想通貨が現存しているお金に取って代わることも、組織的な裏付けなしに世の中の唯一のお金になることもないであろう、とグリム氏は続けて述べる。

 フィンランド銀行がグリム氏と同意見かどうかは別問題だろう。14年にフィンランド銀行はビットコインを貨幣ではなく商品の一種と分類している。

 しかし、この分野はフィンランド銀行がまだ興味を示しているものであり、同銀行はこれまで仮想通貨とBCに関わる多方面にわたる問題を調査した複数の報告書を公表している。

(イメージ写真提供:123RF)

https://www.coindesk.com/cryptocurrency-concept-is-a-fallacy-says-finnish-central-bank-advisor/

This story originally appeared on CoinDesk, the global leader in blockchain technology news and publisher of the Bitcoin Price Index.

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