カルティエのオーナー企業リシュモン、BCをダイヤモンド追跡に

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 カルティエのオーナー企業でもある、スイスのラグジュアリー製品大手リシュモンが、自社のサプライチェーンに透明性をもたらそうとする動きの中で、ブロックチェーン(BC)に目を向けている。

 17年にリシュモンの役員に任命された、著名な経済学者でロンドン・スクール・オブ・エコノミクス(LSE)の准教授でもあるジン・ケユ氏は、12日に開かれたイベントにおける演説で、同社が全ての「並行市場」の管理にBCを利用する計画だと述べた。

 同氏は「カルティエの親会社としてリシュモンは先日、金、宝石、ダイヤモンドの起源を鉱山やリサイクル工場まで遡って追跡するためにBCを利用し始めることを決定した。我々が販売するすべての時計についても、(BCを用いて)その出所を追跡し真贋を立証したい」と述べた。

 ジン氏は演説の中で、BC業界へ参入する理由や自身の学術的関心についても議論し、マクロ経済学に関する専門知識を提供するため中国に本社を置くBC関連新興企業のウルトラインに顧問として加わる予定だと付け加えた。

 ジン氏は、BC事業は既存の学術研究から学ばずに、金融方針をゼロから試行錯誤して構築しようとすることが多いと主張した。

 同氏は次のように述べた。

 「私にとって、BCは本質的に経済分野全体を再構築するものだ。この広範な問題を解決するには、ミクロ経済学の理論だけでなく、通貨、金融政策、規制といったマクロ経済学の理論も必要なため、非常に興味深いと思う」

 ジン氏はコインデスクとの談話で、仮想通貨分野に関する疑問をマクロ経済学の視点から研究する計画についても語った。この研究には、通貨に必要不可欠な3つの機能(価値の保存、安定性、決済単位)を果たす仮想通貨の設計も含まれる可能性がある。

 北京出身のジン氏は、ハーバード大学で学士号、修士号、博士号を取得した後、LSEで最年少の終身教授の1人になった。同氏は中国関連の問題についてのマクロ経済学の専門家として国際的なビジネスニュースによく出演している。


(イメージ写真提供:123RF)

https://www.coindesk.com/cartier-owner-richemont-plans-to-track-diamonds-with-blockchain/

This story originally appeared on CoinDesk, the global leader in blockchain technology news and publisher of the Bitcoin Price Index.

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